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東海白樺山岳会ブログ

愛知県名古屋市にある山岳会です。仲間を募って山に登る会の運営、会員の登山記録、行事等の活動を発信しています。
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穂高連峰縦走(西穂から天狗のコルまで)

 8/11の朝3時、相棒はもう起床していた。売店へ移動して朝食代わりの弁当をとるがあまり食欲はなくおにぎり1個のみ食べた。早いパーティは2時半に出発、続々とヘッドランプが続いていた。山荘前の賑わいが途絶えたところでようやくこちらロートル組は4時30分に出発した。もちろんまだヘッドランプが要る。早目に出たいがどこかでもたついて邪魔になることへの忖度もある。
 丸山、西穂独標、西穂までは一般登山道を行く。山頂が近づくと登山者の往来が増えてきた。鎖場では登攀と下降組で譲り合いになる。登山者が多いとそういうことになる。団子になってゆくともっともたつくだろう。
 さて、約3時間で西穂に到達すると、すぐに下降が始まる。ストックを畳んでパックする。鎖場になるのでスピーディには行かない。慎重に下降する。間ノ岳、天狗岩、天狗の頭を登攀したり、下降したりを繰り返す。緊張で喉がカラカラになるのでしばし休憩を入れて水を飲む。カメラ撮影は余裕がなく1枚も撮れなかった。
 我々は天狗岩付近から奥穂の遭難者を救助体制にあるヘリを見ています。
 岩稜の連続のみならず、脆弱な岩質、へつり、垂直の鎖場、ナイフリッジ、直射日光をまともに受けながら、緊張で乾いた喉を飴でごまかすがかえってねばついて飴が溶けなかった。
 それでも60代後半のロートル組2人は天狗のコルまでは辿り着けた。ここでは初めてルートの選択ができる。前進か、エスケープか。12時過ぎであり、ジャンにはガスが立ちこめる。遭難者の救助でホバリング中のヘリもガスが晴れないとみて引き返していった。結果、奥穂の小屋まで後4時間というか、午後5時になってでも行くか、どうか。2人で検討した結果、岳沢小屋へ下る方を選択した。相棒がかつて岳沢小屋から往復した経験がことがあったことも心強い。
 前途変更を決心するともう気楽な気分になり1時まで大休止。どんどんガスが湧いてくる。13時過ぎ、左手の倒壊したコンクリートで補強した小さな避難小屋を見た。がれきの急斜面を下降する。地図上では廃道で破線路は削除されているが、白いペンキの〇印と矢印でしっかり残っている。とはいえ、浮石の連続で歩きにくい。岩雪崩を起こさないようにゆっくり踏みながら下降する。下部では傾斜も緩んで道型が出てきた。ガスは少しぽつりと来たが降雨ということではない。幸い雷雲の活動は収まっている。
 意外にも前から2人パーティーとすれ違う。クライミングだろう。やがて草付きの尾根上の斜面に乗りストックを出してペースを上げる。地形図では間ノ沢と天狗沢の間のわずかな盛り上がりに見える。草付きになるとシモツケ、フウロソウ、キンバイ、トリカブト、アザミなど多彩な高山植物の群落になった。そしてまた意外にも後方から軽装のクライマー2人に抜かれた。聞くとジャンから下ってきたという。
 草付きの緩斜面から天狗沢を横切り、無名の小沢を横切る。そして長い草付きの斜面をたどると岳沢小屋が見えてきた。 (多分)、コブ沢を横切ると小屋に着いた。約3時間で16時を回った。小屋ではまず缶チューハイ1本を仰ぐように飲み干す。そして静かな山荘の生活になじんでいく。とても良いロケーションの小屋である。乗鞍岳が素敵な姿で見える。近くには六百山を従えた霞沢岳がやたらに大きくそびえる。背後は西穂からジャン、奥穂、前穂、明神の岩峰の大伽藍である。

今回は踏破できなかったコース
ジャンダルム攻略『ナイフエッジ "馬の背"』西穂高→奥穂高方向
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[ 2019年08月13日 22:49 ] 長野県の山 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

東海白樺山岳会

Author:東海白樺山岳会
 1962(昭和37)年に名古屋市交通局の有志数名が設立。その後一般社会人の親睦の登山クラブとして継承されてきた。40歳代から80歳代の男女約24名(2016年11月現在)が年間を通じて計画的に実践。
 三河、美濃、鈴鹿の日帰り登山、岩登り、沢登り、山スキー、冬山以外にも夏山縦走も楽しむ。皆で誘い合い日本百名山、日本三百名山を目指す会員もいる。個人の志向でぎふ百山、信州百名山、富山百山、一等三角点のピークハントを目標にする会員もいる。
 例会は第1水曜日(都合で火曜日になることがある)に名古屋市中区生涯教育センターで夜7時から8時30分まで。会合は山行への参加を募る重要な場なのでなるだけ出席を。欠席者にはメール、郵便、ファクスで伝達。会報も年間4回発行。総会(事業報告、役員改選、会計報告、規約改正など)は4月に実施。
 イベントは1月の新年会(町)新入会員の入会に応じて新人歓迎会(山で)、年末は忘年山行(1泊2日)、登山、岩登りの初心者の指導練習も適宜練達者のリードで実施。
 会費年間3000円。入会金2000円。別途山岳共済保険加入のための岳連会費と保険料要。現在会員募集中。問合先090-4857-9130西山まで。メールフォームからもどうぞ。

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