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東海白樺山岳会ブログ

愛知県名古屋市にある山岳会です。仲間を募って山に登る会の運営、会員の登山記録、行事等の活動を発信しています。
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北設楽郡設楽町荒尾(あろう)で遭難


 
 6/19の朝のNHKラジオで愛知県北設楽郡設楽町荒尾(あろう)で遭難事故があったと報じられた。具体的な山名は出なかったがWEB上の地形図からは岩古谷山から南の岩稜地帯からの転落かと想像する。事故に遭われた登山者は新城市の病院に運ばれたがその後死亡されたとのこと。名古屋市緑区の人らしい。

 6/20の朝刊で、名古屋市緑区の広川敏彦(66)さんと報じられた。死因は肺挫傷。事故は6/18の午後3時ごろ、背中を打って動けないと本人から110番があった。近くの沢で発見されたらしいが記事からは詳細は不明。道迷いから沢を下ることはよく聞くが、道のない沢は絶対に下ってはいけない。滝、断崖、絶壁などの障害があり下降はかえって難しい。

 愛知県の山岳遭難は地域でのみ報じられて名古屋では知る機会が少ない。どんなに低い山でも転落や道迷いの事故はありうるので留意したい。
 愛知県警設楽警察署のHPにあった北設楽登山安全マップを貼り付ける。意外なほど事故が発生している。北設楽登山安全マップに上がったのは平成19年から平成30年までで25件ほどで、鈴鹿山系の年間50件に比較すると少ない。内訳は道迷い11件と滑落事故4件、滑落死亡事故は7件あった。長野県に近い山ではクマ出没で咬まれた事故も2件あった。
 安全対策としては
1 北設楽郡北部の山ではクマ除けの鈴を鳴らすこと。
2 滑落事故に対しては足元をよく見て慎重に歩くこと。
・仲間内で歩くと話をしながら、つい余所見することがあり、足元が悪いことに気が付くのが遅れる。
・登山中は登山に集中すること。植物を見つけた時、景色の良いところに来たときは立ち止まって楽しむ。
・特に岩場の下りでバランスを崩すと転落し頭を打って死亡乃至重大事故につながる。
・岩場を歩く山の登山靴はゴム底でビブラム底を選びたい。底の柔らかい素材の靴は不安定でバランスを崩しやすい。
3 道迷い対策としては地形図を必ず持ち、コンパスで自分の位置確認を怠らないこと。
・愛知の山には植林の道が多い。植林山は下草が少ないのでどこでも歩ける。
・登山道も植林用の山道を利用することがあり、枝道が多くなる。
・また、高圧電線の鉄塔の保守路も一部登山に利用することがある。道迷いしやすい条件は揃っている。
・迷ったと思ったら分かるところまで引き返す。
4 何といっても大切なことはネット情報を鵜呑みにしないで、ガイドブックをしっかり読んで登る山を把握したい。
・ネット情報は発信者の力量が分からない。登山に関する正しい知識、経験の有無、技術などは不明。
・ネット情報は誇張もある。
5 単独登山はなるだけ控えたい。登る仲間を作るか、山岳会、サークルに入会することも安全対策になる。
・パーティ登山であってもリーダーは必ず決めておく。
・付和雷同するメンバーは危険この上ない。
6 山のことをよく知った経験豊富なリーダーを確保したい。これが一番の安全対策になる。
7 低山であってもヘルメットを着用すると負傷しても致命傷に至らずに済むことがある。
・北アルプスではヘルメットの着用が義務付けされたエリアがある。岩の稜線から転落して全身骨折しても頭部がヘルメットで保護されていたために救助された事例があった。
 いくつかをアップしておく。価格は2000円台から10000円超まで様々。品質も様々だが耐久性は表面的には不明。着用して居ないよりはまし。実際には頭にあったサイズを選ぶために登山用具店でチエックしたい。実店舗の価格が高すぎるならサイズが分かってからネットで購入しても良い。


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[ 2019年06月19日 11:13 ] 転倒・転落 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

東海白樺山岳会

Author:東海白樺山岳会
 1962(昭和37)年に名古屋市交通局の有志数名が設立。その後一般社会人の親睦の登山クラブとして継承されてきた。40歳代から80歳代の男女約24名(2016年11月現在)が年間を通じて計画的に実践。
 三河、美濃、鈴鹿の日帰り登山、岩登り、沢登り、山スキー、冬山以外にも夏山縦走も楽しむ。皆で誘い合い日本百名山、日本三百名山を目指す会員もいる。個人の志向でぎふ百山、信州百名山、富山百山、一等三角点のピークハントを目標にする会員もいる。
 例会は第1水曜日(都合で火曜日になることがある)に名古屋市中区生涯教育センターで夜7時から8時30分まで。会合は山行への参加を募る重要な場なのでなるだけ出席を。欠席者にはメール、郵便、ファクスで伝達。会報も年間4回発行。総会(事業報告、役員改選、会計報告、規約改正など)は4月に実施。
 イベントは1月の新年会(町)新入会員の入会に応じて新人歓迎会(山で)、年末は忘年山行(1泊2日)、登山、岩登りの初心者の指導練習も適宜練達者のリードで実施。
 会費年間3000円。入会金2000円。別途山岳共済保険加入のための岳連会費と保険料要。現在会員募集中。問合先090-4857-9130西山まで。メールフォームからもどうぞ。

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