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東海白樺山岳会ブログ

愛知県名古屋市にある山岳会です。仲間を募って山に登る会の運営、会員の登山記録、行事等の活動を発信しています。
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70歳以上の登山者はフレイルが原因の遭難に気を付けよう!

 4月末ごろから山岳遭難が急増している。
特に高齢者の道迷いである。北アルプスは前年比激減というのは登山自粛を呼びかけた効果だろう。
その分低山に回った気がする。そろそろ山小屋の予約受付も始まったようだが、高山の山小屋はクラスター感染を怖れて自分のシュラフ持参が条件になっている(御嶽山の山小屋)。
これでは高齢者は今後も低山へ向かうだろう。それに連れて道迷いはもっと増えるだろう。

※6/1から登山自粛が解除、東海地方でも越県の観光が解除されました。自粛下でこんな山岳事故が発生していることへの警戒心を喚起する目的で始めたのですが、これでこの集計は一応は終了します。まだ完全に感染が終わったわけではなく、警戒しながらも登山を楽しめる社会環境がスタートしました。

時系列で遭難をチエックしてみた。赤の太字は死亡。

①4月23日 大分・宮崎 傾山 70歳男性 行方不明 自力下山したが大怪我

4月24日 鈴鹿・霊仙山    81歳男性 行方不明 死亡(岐阜市)

③4月27日 岐阜・垂井町    46歳・58歳 男性 行方不明(筍泥棒)

4月29日 鈴鹿・御在所岳   76歳男性 行方不明 死亡(鈴鹿市)

5月2日 北海道・空沼岳   73歳男性 山菜取り 滑落死亡

⑥5月3日  鈴鹿・銚子ヶ口   58歳と64歳男性 行方不明 救助    
(鈴鹿市と桑名市)

5月3日  近江・笹間ヶ岳   79歳男性 行方不明 死亡(大津市) 

⑧5月12日 奥美濃・金草岳  70歳男性  行方不明(山菜取り) 安否不明 

⑨5月15日 北海道・恵山    15歳男性 行方不明  捜索中

⑩5月17日 北海道・洞爺湖  年齢不詳 行方不明(山菜取り) 死亡

5月18日 東北・焼石岳  72歳男性 行方不明   5/24遺体で発見

⑫5月19日 北海道・江別市   83歳男性 行方不明(山菜採り)  保護

5月19日 東北・田代岳    76歳男性  行方不明(山菜取り)  死亡

⑭5月23日 四国・東三方ヶ森  61歳男性  行方不明  救助

5月23日 九州・蔵王岳    78歳女性  転落 死亡

⑯5月24日 奥美濃・左門岳  70歳の夫、66歳の妻 行方不明  5/28発見 軽傷

⑰5月24日 東北・五葉山    64歳男性    行方不明    5/27発見

⑱5月28日 遠州・京丸山   30代男性  行方不明(後滑落)  5/29死亡

⑲5月30日 東北・蛤山     72歳女性  行方不明       5/31発見

⑳5月29日 遠州・板取山    65歳  行方不明 

㉑5月31日 東北・面白山 中国籍(24歳と30歳)道に迷い救助要請後自力下山保護  

㉒6月3日 北アルプス・鹿島槍ヶ岳  行方不明  77歳   6/4に爺が岳への柏原新道2150m付近で救助

㉓6月2日 奥美濃・西台山       行方不明  79歳   6/3に連絡あったが下山せず、捜索中。6/5に救助

・・・・GWの前から外出自粛に耐えきれなくなった70歳代の高齢者が登山や山菜取りで続々山に入り、行方不明になった。新聞に載っただけでこれだけあるから気が付かないままの記事もある。それにしても多い。
 人はなぜ道に迷うのか。山を見ていないからと思われる。獲物を追う猟師山を見ず、というように猟師は山の隅々まで通じたように思うが獲物を追う内に夢中になると自分がたどったルートを忘れてしまうからいざ、下ろうと思っても下れない。やあ、これは大変なことになったと知っても遅い。山菜取りも山菜を追う内に自分の来た方向を見失い帰れなくなる。
 猟師でも山菜取りでも高齢者には認知症が進んでいることも考えられる。自分が何をやろうとしているのか分からなくなるのだ。比較的古いことは記憶しているが新しいことは次々忘れてしまう。ゆえに道迷いが多発すると思う。
 登山者は登山道を歩く限りは道に迷うことが不思議な気がする。それでも高齢者を中心に道迷いが多い。
 最近は道迷い、というより行方不明は自粛で筋力の低下を招いた結果、リカバリー力が低下してしまいバランスが悪くなり転倒、滑落し頭を打ったり、足の骨を折って行動不能になるのではないか。との疑問がある。特に下りに顕著にあらわれる。
6/1追記
 5月後半からは70歳代に加えて60歳代から30歳代まで年齢層が広がり始めた。越境登山の自粛はまだ継続中である。にもかかわらず越境して自然と交流が増えると、幾何級数的に感染が広がるからだ。もう少し自粛を我慢して越境登山を待てないか。特に面白山の中国人は日本語が分かるのになぜルールを守らないのか。
6/6追記
 西台山で道迷いの人は谷を下ってしまった。滑落で5mも落ちて怪我をしながらも救命できただけでも奇跡である。山で迷ったら山頂へ戻れ、ではないか。何とか今日中に家に帰ろう、ビバークは避けたい、と思いRFしてしまうのは分かるが、道具や技術もなしに谷でもヤブ尾根でも下ったらどんな危険があるか分からないからだ。全国的に頻発する行方不明で死亡率が高いのも道迷いの結果RFで動き回るので滑落する。結果死につながる。

フレイル(虚弱)は最近新聞紙面に良く出てくるようになった医学用語である。長年登山経験を重ねたベテランでも簡単に遭難している。まずは自分がどうなっているのか、自覚したいものです。
フレイル予防
緊急事態宣言解除後の登山の心得
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[ 2020年06月06日 12:38 ] チャイナウイルス関連 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

東海白樺山岳会

Author:東海白樺山岳会
 1962(昭和37)年に名古屋市交通局の有志数名が設立。その後一般社会人の親睦の登山クラブとして継承されてきた。40歳代から80歳代の男女約24名(2016年11月現在)が年間を通じて計画的に実践。
 三河、美濃、鈴鹿の日帰り登山、岩登り、沢登り、山スキー、冬山以外にも夏山縦走も楽しむ。皆で誘い合い日本百名山、日本三百名山を目指す会員もいる。個人の志向でぎふ百山、信州百名山、富山百山、一等三角点のピークハントを目標にする会員もいる。
 例会は第1水曜日(都合で火曜日になることがある)に名古屋市中区生涯教育センターで夜7時から8時30分まで。会合は山行への参加を募る重要な場なのでなるだけ出席を。欠席者にはメール、郵便、ファクスで伝達。会報も年間4回発行。総会(事業報告、役員改選、会計報告、規約改正など)は4月に実施。
 イベントは1月の新年会(町)新入会員の入会に応じて新人歓迎会(山で)、年末は忘年山行(1泊2日)、登山、岩登りの初心者の指導練習も適宜練達者のリードで実施。
 会費年間3000円。入会金2000円。別途山岳共済保険加入のための岳連会費と保険料要。現在会員募集中。問合先090-4857-9130西山まで。メールフォームからもどうぞ。

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