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東海白樺山岳会ブログ

愛知県名古屋市にある山岳会です。仲間を募って山に登る会の運営、会員の登山記録、行事等の活動を発信しています。
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「冬の八ヶ岳登山」の危険性をしっかりと認識して慎重な判断と行動を

「冬の八ヶ岳登山」の危険性をしっかりと認識して慎重な判断と行動を
長野県では県内で起きた山岳遭難事例について「島崎三歩の山岳通信」として情報発信している。第179・180号では、八ヶ岳連峰での遭難事故が多いことについて言及し、気象や自然環境を十分に認識しておくことの大切さを説明している。

・2月10日、八ヶ岳連峰赤岳で、仲間と5人で入山した53歳の男性が、赤岳の山頂付近で疲労及び体調不良により行動不能となる山岳遭難が発生。男性は山小屋職員により救助された。

・2月11日、浅間連峰黒斑山で、単独で入山した61歳の男性が、黒斑山から下山中に道に迷い行動不能となる山岳遭難が発生。男性は小諸署山岳高原パトロール隊及び浅間連峰山岳遭難防止対策協会救助隊により救助された。

・2月14日、八ヶ岳連峰阿弥陀岳で、家族と2人で入山した51歳の男性が、摩利支天沢をアイスクライミング中に滑落して負傷する山岳遭難が発生。男性は静岡県警ヘリで救助された。

・2月15日、飯山市鍋倉山で、仲間とバックカントリーをスキーで滑走していた78歳の男性が、滑走中に転倒して負傷する山岳遭難が発生。男性は県警ヘリで救助された。

・2月15日、北アルプス八方尾根で、ガイドらとバックカントリーをスキーで滑走していた43歳の男性が、滑走中に転倒して負傷する山岳遭難が発生。男性は県警ヘリで救助された。

・2月16日、八ヶ岳連峰赤岳で、仲間と2人で入山していた60歳の男性が、地蔵尾根を下山中に転倒して滑落、負傷する山岳遭難が発生。男性は茅野警察署山岳遭難救助隊及び諏訪地区山岳遭難防止対策協会救助隊により救助された。

「冬の八ヶ岳登山」の危険性をしっかりと認識して慎重な判断と行動を
下高井郡毛無山の遭難現場の様子/長野県警察本部ホームページ山岳遭難発生状況(週報)2月25日付
・2月17日、八ヶ岳連峰赤岳で、仲間と2人で入山した47歳の女性が、北沢を登山中に足を滑らせて転倒・滑落して負傷し、行動不能となる山岳遭難が発生。女性は茅野警察署山岳遭難救助隊、諏訪地区山岳遭難防止対策協会救助隊、諏訪広域消防本部救助隊により救助された。

・2月19日、下高井郡毛無山で、34歳および35歳の女性2人がスキー場外/バックカントリーを滑走中に、道に迷い行動不能となる山岳遭難が発生。女性2人は県警ヘリで救助された。

・2月20日、北アルプス八方尾根で、仲間7人とスキー場外/バックカントリーをスキー滑走をしていた29歳の男性が、滑走中に転倒して負傷する山岳遭難が発生。男性は大町警察署山岳遭難救助隊により救助された。

・2月22日、八ヶ岳連峰阿弥陀岳で、仲間と2人とアイスクライミングのために入山した59歳の男性が、クライミング中にバランスを崩して滑落し、負傷する山岳遭難が発生。男性は茅野警察署山岳遭難救助隊、諏訪地区山岳遭難防止対策協会救助隊により救助された。

・2月22日、北アルプス栂池高原で、夫婦で入山した46歳の男性と36歳の女性が、バックカントリーを滑走中に沢へ転落して行動不能となる山岳遭難が発生。2人は大町警察署山岳遭難救助隊、北アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会小谷班救助隊により救助された。

・2月24日、八ヶ岳連峰天狗岳で、単独で入山した53歳の女性が、唐沢鉱泉から天狗岳へ向けて登山中に行方がわからなくなる山岳遭難が発生。茅野警察署山岳遭難救助隊および県警ヘリで捜索した結果、25日に女性を発見し県警ヘリで収容したものの、死亡が確認された。

・2月24日、八ヶ岳連峰赤岳で、28歳の女性が宿泊中の山小屋で体調不良を訴え、行動不能となる山岳遭難が発生。女性は県警ヘリにより救助された。
長野県警山岳安全対策課からのワンポイントアドバイス
2月第3週は6件の遭難が発生しました。うち3件は八ヶ岳で発生しています。冬季の八ヶ岳連峰は、営業している山小屋があることや、麓からアクセスが良いことなどから、登山者に人気がありますが、冬期間は非常に気温が低く、また、西から常に強風が吹き付ける山域です。このため、稜線での低体温症による行動不能、歩行中及びクライミング中の転滑落などの遭難が毎年多発しています。過去には降雪直後に度々、大規模な雪崩が発生し、多数の登山者が死傷しています。
予定しているコースや山域にどのような危険があるのか、過去にどんな遭難が発生しているのか、これらをしっかりと下調べをして必要な準備を整えてから入山しましょう。また、先週はスキー場内の非圧雪エリア等でも2件の死亡事故が発生しています。スキー場内の滑走も十分注意をしましょう。

また、2月第4週は7件の遭難が発生しました。7件中4件は八ヶ岳連峰で発生し、今シーズン、既に八ヶ岳では9件の遭難が発生しています。アイスクライミング中の転落が3件、登山中の転倒・滑落が3件発生し、週末には単独の女性登山者が死亡となっています。
冬季の八ヶ岳は強風と寒冷な環境で知られていますが、特に日本付近を低気圧が通過し、冬型の気圧配置となった場合は、晴れていても稜線付近は強烈な風が吹き荒れます。このような条件の中で行動すると、低体温症による行動不能や視界不良による道迷いの危険性が非常に高くなります。また、稜線に限らず、樹林帯の中の登山道も至る所が凍結しているため、常に転倒、滑落の危険性があります。
これから登山を予定されている方は、冬の八ヶ岳登山の危険性をしっかりと認識して、慎重な判断と行動をお願いします。
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プロフィール

東海白樺山岳会

Author:東海白樺山岳会
 1962(昭和37)年に名古屋市交通局の有志数名が設立。その後一般社会人の親睦の登山クラブとして継承されてきた。40歳代から80歳代の男女約24名(2016年11月現在)が年間を通じて計画的に実践。
 三河、美濃、鈴鹿の日帰り登山、岩登り、沢登り、山スキー、冬山以外にも夏山縦走も楽しむ。皆で誘い合い日本百名山、日本三百名山を目指す会員もいる。個人の志向でぎふ百山、信州百名山、富山百山、一等三角点のピークハントを目標にする会員もいる。
 例会は第1水曜日(都合で火曜日になることがある)に名古屋市中区生涯教育センターで夜7時から8時30分まで。会合は山行への参加を募る重要な場なのでなるだけ出席を。欠席者にはメール、郵便、ファクスで伝達。会報も年間4回発行。総会(事業報告、役員改選、会計報告、規約改正など)は4月に実施。
 イベントは1月の新年会(町)新入会員の入会に応じて新人歓迎会(山で)、年末は忘年山行(1泊2日)、登山、岩登りの初心者の指導練習も適宜練達者のリードで実施。
 会費年間3000円。入会金2000円。別途山岳共済保険加入のための岳連会費と保険料要。現在会員募集中。問合先090-4857-9130西山まで。メールフォームからもどうぞ。

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