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東海白樺山岳会ブログ

愛知県名古屋市にある山岳会です。仲間を募って山に登る会の運営、会員の登山記録、行事等の活動を発信しています。
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山梨小1女児不明、大規模な捜索を打ち切り 延べ1700人の捜索活動も実らず「従事した者一同、心を痛めている」

山梨小1女児不明、大規模な捜索を打ち切り 延べ1700人の捜索活動も実らず「従事した者一同、心を痛めている」
山梨県道志村で小倉美咲ちゃん(7)が行方不明になって16日目。県警は今日、大規模な捜索の打ち切りを発表した。警察によると、5日までに1172件の情報が寄せられているものの、手掛かりとなる有力な情報はないということだ。

【会見映像】「大変心を痛めている」悲痛な思いで打ち切り

 なお県警の担当者は報道陣に対して「小倉美咲さん行方不明事案つきましては、9月21日から本日までの約16日間、消防署や猟友会、村役場、自衛隊と連携を図りながら、延べ1700人の態勢でキャンプ場及びキャンプ場周辺一帯の繰り返しての捜索活動。また日を重ねるごとに捜索範囲を拡大しての捜索活動を展開してきたが、本日までに発見するまでに至っていません。小倉美咲さんのご両親、ご家族、また関係者の皆様の心情を思いますと、本日までに美咲さんを無事に発見できていないことに対して、捜索活動に従事した者一同、心を痛めている」などと無念の思いを語った。
・・・・公共の機関が税金で探し続けるわけには行かない。今後は民間の無償ボランティアの出番になるだろう。しかし、どこをどう探すのか。林道はともかく、山の中は藪山登山の心得のない素人衆は近寄らないほうが良い。地形が急峻で崖になっているし、加入道山への破線路のある登山道も登山口の表示すらなく、踏み跡もなく、整備されていなかった。加入道山と大室山は道志の湯からいい道がある。椿沢の林道のヘアピンカーブの尾根に小さな案内板があるのみだった。しかし急登を強いられるだろう。ボランティアで捜索する人は藪山登山の心得で地形図を読み込み、装備をしっかりし、ツエルトを持参し、ヘルメットも着用するなど、二重遭難にならないように注意して欲しい。
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[ 2019年10月06日 18:25 ] 道迷い | TB(0) | CM(0)

小倉美咲ちゃん捜索ボランティアを叩く人は何も分かっていない

小倉美咲ちゃん捜索ボランティアを叩く人は何も分かっていない
山梨県道志村のキャンプ場で行方不明になってしまった小倉美咲ちゃん。警察・消防・自衛隊に加えて、ボランティアの方々も必死に探しているとのこと。
 
 ところが、ボランティアに行った方々が遭難してしまうということが立て続けに起こっているようです。これに対して、ネットでは「迷惑をかけるな!」「プロに任せていれば良いんだ!」という非難の声が。
 
 でも、彼らの言うようにプロにだけ任せていれば、昨年山口県で行方不明になり、ボランティアが救出した2歳の男の子の命は、失われていたかもしれないというのを分かっているのでしょうか?
 
 また、昨年6月に新潟の五頭連峰で親子が遭難死した事件について真相を究明する記事を書いたことがあるのですが、警察の行動に不備があったと思わざるを得ないようなこともありました。
⇒ https://webronza.asahi.com/culture/articles/2018061300004.html
 
 さらに、以前とある群馬県の山で地元の消防団の捜索活動に遭遇した時、消防団の何名かが急登で転んでおり、「ちょっと、大丈夫!?」と思うようなこともありました。おそらく遭難件数が少なく慣れていない人が多かったのでしょう。

 確かにプロにはアマよりも力量のある人が多いですが、全てではありません。優秀なメンバーを揃えたとしても、リーダーが能力不足であれば一気に機能しなくなります。なので、「プロだから」というのは完全な思考停止です。
 
 山の中で捜索する上で最も大切なのは、プロかアマかという身分の違いではなく、装備をしっかりと整えることと、遭難しないための備えだと思います。美咲ちゃんを知る人たちは猫の手も借りたいぐらいですから、遭難しないようにした上で、プロもアマも全てのノウハウとリソースを結集して捜索にあたるべきだと思うのです。
 
 なので、遭難してしまった人を叩く暇があるのなら、どうすればボランティアの遭難を少しでも回避できるか、どうすればボランティア一人一人がより質の高い活動を行うことができるか、そのノウハウを広めることに時間を費やして欲しいものです。

 震災ボランティアに関してもかつては善意だけ突っ走ってしまうボランティアによる二次災害が多発していましたが、長年の仕組み作りや啓発活動によって、少しずつ減っています。捜索ボランティアも是非これに習うべきでしょう。
 
 では、遭難を防ぐに最も役立つものは何か。もし一つだけあげるとすれば、やっぱりジオグラフィカやヤマレコMAPのようなGPSアプリだと思います。どこを捜索したかのログにもなります。
 
 仮に遭難をしても、現地の標高や緯度経度が分かるので、電波が通じていれば捜索隊に正確な居場所を伝えられるわけです。この点に関しては紙の地図よりも何倍も効果を発揮するでしょう。ただし、モバイルバッテリーも忘れずに。
 
 なので、もし今後捜索ボランティア活動に参加する際には、他のボランティアの方々に「ちゃんとジオグラフィカやヤマレコMAPをスマホに入れてますか?」と声かけしたり、ボランティア本部にGPSアプリの使用を徹底してもらうようお願いしたいものですね。
・・・お説ごもっともです。
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[ 2019年10月06日 09:58 ] 山岳遭難 | TB(0) | CM(0)

テレ朝カメラマンが転落、重傷 山梨の女児不明現場

テレ朝カメラマンが転落、重傷 山梨の女児不明現場
千葉県成田市の小学1年、小倉美咲さん(7)が行方不明になっている山梨県道志村の山中で5日午前8時半ごろ、取材中の報道機関の男性が沢に転落し、鎖骨を折るなどの重傷を負った。

 大月署によると、負傷したのは東京都文京区の男性(36)。県警機動隊員による捜索の様子を取材中に足を踏み外し、約5メートル下の沢に転落。その機動隊員に救助された。関係者によると、テレビ朝日のカメラマン。

 小倉さんが行方不明になった現場周辺ではこれまで、捜索ボランティアが転落したり、熊に遭遇したりして救助されているが、報道関係者の遭難は初めて。

・・・現場では捜索ボランティアの二次遭難が相次いでいます。今回は報道マンが遭難とのことです。
9/28に行きました。以下は小屋番の山日記に書いたそのレポートの一部
現地の椿壮オートキャンプ場へは6時に到着。現地本部周辺には車がぎっしり詰まっている。
 とりあえず素通りして林道奥まで走って偵察して置く。地形図も出して見ておく。地理勘のない人間にはさっぱり分からないからだ。周囲はおおむね杉、檜の植林山になっている。当初は加入道山から登山道を歩いて大室山に下山。椿沢を見る予定だったがどちらも登山口の道標はない。直感的にはこりゃ難しい、と思った。
 戻って本部付近にPする。おにぎり1個を食べて支度する。現地本部のテントにはパトカー、自衛隊員、消防署員、役場の人らが集まって鳩首会議中だ。私も加わって事情を聴く。自衛隊員が中心になって椿沢、道志川の周辺はしらみつぶしに捜索されたこと書き込んだ白地図を見せてもらった。
 ボランティアに対しては村役場の人が対応してくれた。しかしボランティアを班編成する本部は27日に解散したので自主的に捜索することになった。単独ではしないでくれ、と言われたが見知らぬ人とにわかにチームなど組めないので仕方なく、6時30分から独自に捜索開始した。
 まずテニスコートへの階段を登って加入道山の登山口を探したが皆無だった。踏み跡すらない。それで林道や村道を中心に捜索するが多数の先行者が入っていた。
 また本部付近へ戻り、椿沢に沿う林道の捜索に入った。ここも先行する人らが多数居た。大室山の登山口付近では消防車も入ってきた。こちらを見ると、登山か、と聞くので捜索だが、と言うと単独の人が一番危ない、などど言われたのは心外だった。
 実は27日に20歳代の単独のボランティアが崖から落ちて怪我をしたとの110番通報があり場所が特定できないまま行方不明になり、その人の捜索の負担までできたからだろう。あちらからは単独で老人の来るところではないと、と思われたか。ご忠告ありがとうと答えて別れた。
 椿沢の橋まで往復して下山した。捜索した範囲でいえばどこも急斜面であり、露岩も多い。転落すると怪我は必至だろう。
 小倉美咲ちゃんはまだ7歳だから、しかも千葉県の子供だから山慣れせず、遠くへは行けないはずだ。誘拐説もありうるだろう。こんな壮年期の険しい溪谷のキャンプ場でどこへ行ってしまったのか。みんなからはぐれた22日の夜、森の中から見える山家の灯を求めて足元を照らす明かりもなく歩けば転落しかない。じっとしていてくれれば良いのだが。

 背中に軽い汗をかいたが、使い始めた新しいザックは背中に隙間があるので風が通る。吸汗速乾のラガー1枚では少し小寒いほどである。それで上着を着こんだ。
 8時30分、マイカーに戻り、残りのおにぎり1個を食べて30分ほど休憩した。現地本部を伺うと良いニュースはないようだ。但し、メディアの員数はより増えて本部周辺は報道カメラが林立していた。自衛隊の人らは隊列を組んで下山していく。
 結局、消防署員の言う通り、地理勘のない単独のボランティアでは限界があり、迷惑になってもいけないので9時30分撤退を決めた。2時間ほどの捜索ボランティアでした。
以上
 ※藪山に慣れない一般登山者の行く山ではありません。
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[ 2019年10月06日 09:42 ] 道迷い | TB(0) | CM(0)
プロフィール

東海白樺山岳会

Author:東海白樺山岳会
 1962(昭和37)年に名古屋市交通局の有志数名が設立。その後一般社会人の親睦の登山クラブとして継承されてきた。40歳代から80歳代の男女約24名(2016年11月現在)が年間を通じて計画的に実践。
 三河、美濃、鈴鹿の日帰り登山、岩登り、沢登り、山スキー、冬山以外にも夏山縦走も楽しむ。皆で誘い合い日本百名山、日本三百名山を目指す会員もいる。個人の志向でぎふ百山、信州百名山、富山百山、一等三角点のピークハントを目標にする会員もいる。
 例会は第1水曜日(都合で火曜日になることがある)に名古屋市中区生涯教育センターで夜7時から8時30分まで。会合は山行への参加を募る重要な場なのでなるだけ出席を。欠席者にはメール、郵便、ファクスで伝達。会報も年間4回発行。総会(事業報告、役員改選、会計報告、規約改正など)は4月に実施。
 イベントは1月の新年会(町)新入会員の入会に応じて新人歓迎会(山で)、年末は忘年山行(1泊2日)、登山、岩登りの初心者の指導練習も適宜練達者のリードで実施。
 会費年間3000円。入会金2000円。別途山岳共済保険加入のための岳連会費と保険料要。現在会員募集中。問合先090-4857-9130西山まで。メールフォームからもどうぞ。

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