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東海白樺山岳会ブログ

愛知県名古屋市にある山岳会です。仲間を募って山に登る会の運営、会員の登山記録、行事等の活動を発信しています。

中ア・南ア4山小屋の管理人公募 2月22日まで

信毎WEBから
中央、南の両アルプスで山小屋を運営する第三セクター伊那市観光は、四つの山小屋の管理人を公募している。所有者の市から来年度以降も指定管理を受けることが決まったのを機に、幅広く人材を募る。同社総支配人の浦野芳一さん(57)によると、管理人公募は近年例がない。

 山小屋は、中ア将棊頭(しょうぎがしら)山(2730メートル)直下の「西駒山荘」、南アは「北沢峠 こもれび山荘」、仙丈ケ岳(3033メートル)の「仙丈小屋」、塩見岳(3047メートル)の「塩見小屋」。管理人は主に、接客や営業、登山者への安全指導、山小屋の保全管理、周辺の環境美化などに当たる。

 業務委託期間は原則4月1日から1年間で、再委託も可能。働く山小屋は本人の希望を考慮する。浦野さんは「利益や登山者の安全を確保でき、周囲の環境にも配慮できる人を求めたい。多くの人に応募してほしい」と話す。

 応募資格は満30歳以上で、山小屋勤務の経験が5年以上ある人(今年3月1日時点)。伊那市内に住所があるか、採用後に市内に居住できる人が対象だ。2月22日まで願書を受け付ける。書類選考、面接を経て3月中旬に可否が決まる。問い合わせは同社(電話0265・94・6001)へ。 (1月28日)
以上
若ければ、応募したかも知れません。
公募するということはよほど、なり手が無いんでしょうねえ。
定年の60歳を前にして、夏の間は山小屋の管理人またスタッフとして働き、
冬はスキー場の臨時従業員として働く人生プランを考えたこともあった。
採用条件を見ると、山小屋勤務の経験5年以上があり、敷居は高い。
体力があって、山が好きで、山全般の知識と技術が豊富で、金銭管理ができて、と誰にでも勤まる仕事ではない。
良い人が見つかって欲しいですねえ。
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[ 2016年01月30日 14:06 ] 山岳ニュース | TB(0) | CM(0)

服部文祥「生きる実感への旅」の連載開始

名古屋市に本社を置く中部経済新聞で1/19から、服部文祥さんの連載が始まっている。
記事の自己紹介によれば、
1969年横浜市生まれ。
サバイバル登山家を自称する。
山岳雑誌「岳人」の編集者として、東京新聞出版局からモンベルに移設後も続けている。
登攀歴は1996年、K2に登頂。

典型的な大都会生まれで都会育ちなので、周囲から得られる情報に頼って、登山を覚えたらしい。
しかし、本来の登山とは教えられるものではない。
「その経験を経なければとうてい知りえなかった」ことと自覚。
それがサバイバル登山への目覚めと実践につながった。
巷間伝えられる登山の常識と違い、敢て、「自力」にこだわり、リスクを犯す。
リスクを犯さないと生きている気がしないのであろう。
氏の活動はメディアに所属しているので他の登山家よりも露出度は高いだろう。
1/19の見出しは「文明の利器に頼らず山へ」、「自力の面白さ追求」
1/20は「自分の力で」とは何か」、「装備を最小に切り詰め」
1/21は「山で動ける体力こそ重要」、「日常から文明に頼らず」
1/22は「暗闇で存在の必然を確認」「先祖が選び取った性能」
1/23は「自分の深化への手応え」、「恐怖を超える挑戦心」
1/24は休刊
1/25は「自らの生命の幅を広げる」「初めて食べる怖さ」
1/26は「人が自然環境の一部に」「タンパク源はイワナ」
1/27は「下山後の依存から脱却」「あえて米を持参する理由」
1/28は「殺生の不快感に向き合う」「命が命を食べる意味」
1/29は「生物の命の強さとは何か」「虫に触れ、登り続ける」完結
とまあ、10回で終わった。
1回600字程度の読みきりサイズだが、経験のみから紡ぎだされる言葉にはリアルで説得力がある。
登山家の文は悪文が多い。自慢話か、蔑んだ文、見てきたようなウソ話、登っていないのに登った話、
山での怪談特集をそっくり、日付だけ違えたパクリの文、名文の剽窃もあった。
服部氏の体験から出された文に誇張やウソはないだろう。

中部経済新聞は中日新聞販売店で配達してくれる。
メディアの紹介


新潮社「季刊 考える人」で特集「人は山に向かう
小屋番の山日記
これまでの著作(購読したもののみ)




連載は10回で完結した。
1/25からはテーマが変った。山で生きるとは、というサバイバルのテーマは底流に置きながら、
彼は登山を通じて生きるとは何かを探っているのだ。
柔術から柔道
芸能から芸道
その他、一芸に秀でた達人は何かを極める
山岳俳人の前田普羅は「わが俳句は俳句のためにはあらず、更に高く深きものへの階段に過ぎず。
こは俳句をいやしみたる意味にあらで、俳句を尊貴なる手段となしたるに過ぎず。」(昭和9年「新訂普羅句集」序文)
文芸でさえ、人生を高める手段というのだ。

登山もスポーツの範疇だけでとらえているだけでは満足できず、
服部氏のような求道的な追究になった。
老子の世界をふと思う。弱者こそ強く生き残れる。
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[ 2016年01月29日 23:27 ] 山岳ニュース | TB(0) | CM(0)

南岸低気圧と大雪

今日は1月20日です。名古屋市でも初雪が降りました。

1/17から1/19まで、志賀高原へスキーに行きましたが、
着いた日の17日は地肌が見えていてガリガリのアイスバーンだった。
1/18に通過した南岸低気圧が大雪をもたらし、志賀高原でも一晩で50センチくらいは積もったようです。
スキー場関係者もスキーヤーも大喜びで、新雪、深雪のスキー滑走を楽しめました。

ところで、1/16に日本山岳会東海支部の新年会の講演会で立山カルデラ砂防博物館の飯田肇氏の話を思い出す。
今年の寡雪は平成12(2000)年の大日岳の巨大な雪庇崩落による遭難事故があった年に似ていると言われたことです。

2000年冬はどんな状況だったのかググルと
平成12年 冬の陣がヒットした。本当に少なかった。
それがなぜ、大日岳の雪庇崩落に結びつくのか。
要するに、雪が少なく、降った雪も解けて表面が凍る。
これが弱層になる。
その上に大雪が乗る。多くの登山者が入山する3月までにはまだ大雪がある。
大雪で形成された雪庇は何度か、自然の崩壊を繰り返す。
その上に登山者が乗れば崩落するのは常識の範囲とされる。
アルピニストは氷雪技術やザイルワークなど登山技術全般には優れた知見と経験を有する。
但し、雪崩には極めて無防備である。雪崩は百戦錬磨のアルピニストの生命を何人も奪ってきた。
日本雪崩ネットワークのHPから
雪崩の知識

私の所属する俳誌に掲載された俳句に
大日岳の雪煙を指し老い知らず  中坪達哉
碧空へ白烟あがる遠雪崩      谷雅夫
がある。作者は富山市の人。
一句目は登山好きな老人から大日岳の雪煙りを指摘されて遠望している。
二句目は雪崩の風景が日常にあり、自然への脅威が身にしみていく。

非日常の大都会に住む登山者はもっと警戒しなければなるまい。
雪崩は登山技術では克服できないので、ヤバイと思ったら引き返すか、降雪直後は中止する。
避けるしかない。
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[ 2016年01月20日 11:04 ] 基本情報 | TB(0) | CM(0)

猿のつく山名ミニ研究

例年は干支の山に登ってきました。
子・・・子ノ泊山(ねのとまりやま) 南紀にある1等三角点の山です。子は北の方角を表し、熊野灘を航海する船頭の目安になったそうです。他に奥飛騨には大鼠山がある。
牛・・・牛草山は伊勢南部にあります。愛知県の茶臼山付近にも牛ヶ鼻があります。
虎・・・虎子山(とらす)は岐阜県と滋賀県の県境にあるヤブ山です。
兎・・・位山の北の川上岳は1等三角点の山ですが、点名を兎番場と言います。東北の光兎岳(こうとだけ、1等)はマニア向き。
龍・・・鈴鹿の竜ヶ岳、奥三河の竜頭山など多数。
蛇・・・伊那の蛇峠山、奥美濃の五蛇ヶ池山など。
馬・・・有名どころでは北アの白馬岳。近場では遠州の竜馬ヶ岳に登れば二つの干支を兼ねる。
羊・・・羊蹄山が有名。未丈岳をあげる人もいる。養老山の養には羊があるのでいかがかと思う。
猿・・・今年の干支である。自宅からは尾張と三河国境の猿投山を毎日眺める。奥三河には伊勢神峠の北に猿ヶ城という山城跡がある。739mの3等三角点の点名は坪崎という東海自然歩道のピーク。美濃には猿啄山がある。奥飛騨には猿ヶ馬場山がある。残雪期のスキー登山は素敵。白山北方の猿ヶ山も未踏で気になる山だ。九頭竜川源流の奥越には猿塚がある。北鈴鹿の猿登も知る人ぞ知る山。1等三角点を目標に中国山地の猿政山に登ったことがある。
鶏・・・鈴鹿の野登山の別名は鶏足山という。南アルプスには鶏冠山がある。
犬・・・福岡県と大分県境の犬ヶ岳がある。北アルプスの栂海新道の犬ヶ岳もある。どちらも未踏。
猪・・・伊勢の白猪山など多数ある。
 今年は申年です。どこへ登りましょう。13日の新年会では猿塚が出ました。
同好の人のHP「よたよた山歩き」さんから
よたよた山歩き
猿塚の地形図

沢登り案もあります。
猿塚直登沢
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[ 2016年01月16日 01:07 ] 山岳ニュース | TB(0) | CM(0)

冬富士の恐さを知る

夏の富士登山でさえ、体力や健康管理の準備なしには無難に山頂に立たせてもらえない。
8合目辺りから斜度がきつくなり、頂上直下で更にきつくなる。
4月の春富士にも登ったが、8合目から引き返した。アイゼンの爪先5ミリくらい刺さるだけであり、ピッケルの先もイザと言う際に支えるだけ刺さらないから恐怖を感じた。引き返すことさえ、慎重を要する。
まして冬富士は、ヒマラヤ級の厳しさといわれる。
以下の動画にはそんな凄絶な冬富士の場面が多く収録されている。
トップのアメリカ人の動画には凍結した斜面を登山者が滑落する場面はピッケルで停止することさえできないほど早い。幸い救助されたが、岩にぶつかると死亡するだろう。
「強烈な突風と、アイゼンが刺さらない斜面」の動画はユーチューブにして大きな画像から見るといい。
「冬の富士山の怖さは異常【富士山大量遭難事故】」も冬富士の恐さを知るにはいい動画である。

難易度エベレスト級!冬は超危険な富士登山【白い魔境】

救助するヘリも命懸けという現実を知る動画
岐阜県の場合
岐阜県警救助ヘリコプターが北アルプスで無念の墜落事故。
埼玉県の場合 動画なし
埼玉県・防災ヘリ「あらかわ1」の墜落と5名死亡の現実
埼玉防災ヘリ墜落事故によせて
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[ 2016年01月10日 11:32 ] 山岳ニュース | TB(0) | CM(0)

遺族が静岡市を提訴 富士山救助ヘリ・負傷者落下

静岡新聞から
 2013年12月に富士山頂付近で起きた滑落事故で、静岡市消防航空隊のヘリコプターによる救助中に落下し、翌日死亡が確認された京都市の特別支援学校教諭の男性=当時(55)=の遺族が8日までに、救助活動に過失があったなどとして、静岡市に慰謝料など約9170万円の損害賠償を求める訴訟を京都地裁に起こした。静岡市が同日発表した。

 提訴は15年12月1日付。市によると、男性は救助中につり上げ器具が外れ、地上約3メートルの高さから落下した。消防は再度の救出を試みたが、気流が安定しないなどの理由で断念し、翌日県警に救出された。

 訴状によると、原告側は(1)救助器具の装着が不適切だった(2)男性をヘリ機内に収容する際の確認が不十分だった(3)落下後に救助を継続しなかった―などと主張している。

 市消防局の事故調査委員会は14年3月、検証の結果「ミスは認知していない」との見解を示した。

 田辺信宏市長は同日、「提訴は誠に遺憾。消防職員はできる限りの救助活動を行ったと認識している」とコメントを出した。第1回口頭弁論は2月5日に開かれる。
以上
後味の悪い提訴です。
大体、冬山の事故は自己責任です。救助に行くことが命懸けになります。
岐阜県や埼玉県では山岳遭難のヘリが二重遭難を起こして助けに行った乗務員が死亡しています。
それくらい危険を伴います。災害ではなく、山の危険を承知で登ったわけで、その結果の責任は
自分が負うものです。富士山は独立峰で、冬の富士は突風が付き物です。救助困難で断るべき
だったと思います。公務員としての使命感から危険を承知で救助に行った、結果として救助できず、
責任を転嫁された形になりました。そこを突いて提訴となったのですから後味が悪い。
過去にも事例があります。
国立大学の山岳部所属の学生の遭難では国が敗訴。
国立の文部省登山研修所での雪庇崩落事故も国が敗訴。但し、刑事責任は問われず、民事のみ。
国相手は勝てると思われている。
今回も静岡市ということで請け負った弁護士は勝てると見込んだのでしょう。

私が山岳会に入会した年。愛知岳連で、冬富士で滑落停止のトレーニングをしました。11月末の連休は日本で一番早く積雪する斜面があるため全国から登山者が集まる。北海道からもわざわ来るのである。その際、各県、各山岳会、登山隊に分かれて登頂したり、滑落停止訓練を実施。4名が滑落で死亡した。以後、山梨県警は入山を規制している。静岡県も禁止するべきだろう。

追記
1/23付 朝日新聞から
静岡市消防局のヘリコプターが2013年12月、富士山で滑落した京都市の男性(当時55)を救助中に過って落下させた事故を受け、市が標高3200メートルを超える現場には出動しないことを決め、応援協定を結んでいる県にも伝えていたことがわかった。

 田辺信宏市長が22日の定例記者会見で、死亡した男性の遺族が市を提訴したことについての質問に答える中で明らかにした。
 市消防局によると、13年12月1日、富士山御殿場ルート9・5合目付近で男女4人が滑落。消防局ヘリが滑落した男性を救出中、3メートルの高さから男性が落下、翌日、救出された男性は死亡が確認された。
 富士山の事故当時、県の防災ヘリは定期点検中で出動できず、12年3月に県と静岡、浜松両市(各1機保有)で締結した相互応援協定に基づき、県の要請で静岡市のヘリが出動。協定締結後、静岡市のヘリとしては富士山での遭難者救助は初のケースで、風や気流など気象条件が厳しかったうえに、酸素が薄かったという。
 消防局は市内最高峰の間ノ岳(3190メートル)での遭難を想定した救助訓練を年2、3回実施しているが、富士山の現場の高度は3469メートルだった。消防局は事故後、対応を検討した結果、ヘリが上空にとどまる難しさや救助隊員の危険度を考慮し、3200メートル以上は出動しないことを決めたという。
 事故をめぐっては男性の遺族が昨年12月、救助方法が不適切だったとして市に約9200万円の損害賠償を求める訴えを京都地裁に起こしている。
以上



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[ 2016年01月09日 12:19 ] 山岳ニュース | TB(0) | CM(0)

岐阜県が登山届提出義務付けへ 活火山の白山

中日新聞から
岐阜県は7日、活火山の白山について、県側からの登山者に、新年度中に登山届の提出を義務付ける方針を示した。同県高山市で7日開かれた、県登山届出促進検討会議で明らかにした。

 白山には昨年9月、火山の活動状況に応じて立ち入り規制などの対応を5段階で示す「噴火警戒レベル」が導入されている。早ければ夏山シーズンまでに義務付けしたい考えだ。白山への県内の登山道は白川村と郡上市にあり、提出ポストの設置も検討している。

 岐阜県は2014年12月に北アルプスでの義務化を開始。無届けの登山者には、最高5万円の過料を科すことを決めている。昨年4月には県内の5つの活火山のうち、御嶽山や焼岳にも義務付けた。

 県の河合孝憲危機管理部長は「石川県は当面、義務化の予定はないというが、引き続き両県で調整を進めていきたい」と話した。

 県内にある活火山の乗鞍岳、アカンダナ山は噴火警戒レベルが導入された段階で検討するという。

(中日新聞)
岐阜県は日本有数の山岳県なので、こうした措置はやむをえない。将来的には管理登山の様相が深まるだろう。
山岳会への入会者は減っている。しかし、所属しない人の登山ブームは広がっている。登山者の技術不足と知識の不足が事故を招いている。せめて、居場所、ルートくらいは教えてくれ、というところである。
毎年6月に実施される中部経済新聞社の夏山フェスタでも昨年は7000人の入場者を集めた。ほとんどは未所属の登山者であろう。セミナーなどに人気が集まる。山岳雑誌とかインターネット以外のリアルな情報を欲しがっている証拠だ。岐阜県のブースもあったが、こうした機会に情報発信すると良い。法的規制だけで事足れりではあるまいが、生身の対応が理解を深める。
登山は実技が基本であるから、山岳会に入会して地図読みを覚えたり、ビバーク術、焚き火術を知り、道迷いしても落ち着いた対応を身につけるべきだ。
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[ 2016年01月08日 00:05 ] 山岳ニュース | TB(0) | CM(0)

朝熊ヶ岳

新年明けましておめでとうございます!

年の初めは初詣とハイキングでスタートしました。

 名古屋駅8時37分発の近鉄特急宇治山田行きで宇治山田駅へ行き、普通に乗りかえて朝熊駅で下車。10時50分、駅から伝統のある朝熊ヶ岳への登拝道を歩きました。途中で87歳の高齢のハイカーを抜きました。元気そのものです。いつまでも登山できる体力を維持していきたい。昔のケーブルの軌道跡を橋で渡る。尚も植林の中の道を登る。上から単独の人や家族連れが空身で降りてきた。1人が富士山は見えなかったと言われた。毎年登っているのだろう。
 朝熊峠で12時となり、とても眺めが良いので昼食。ここには昔、東風旅館という山宿もあったとか。峠から555mの山頂へ最後の登り。山上からは大展望でした。 風があって、ちょっと寒いので早々に出発する。
 一旦下って金剛證寺に向かう。掃き清められた境内は淑気が漂う。ここで靴を脱いで、登壇し、参拝した。奥の院はパス。経塚の建つ経ヶ峰540mへ登り返し、朝熊ヶ岳の山腹を巻いて峠に戻った。
 峠からは狭い車道を歩く。簡易舗装されているが、昔の宇治岳道で、内宮に通じている古道である。昭和39年まではバスも通っていたらしい。所々には石垣が残り、茶屋の跡らしい。
 一旦下って登り返すと犬を飼う人家があった。その先がちょっとした高まりで、冬木立の中に478mの1等三角点と天測点を見つけた。現在では利用されないが、地形図の測量史上、希少価値がある。少し先に御料局の標石を見た。この先はスカイラインと交差しながら、照葉樹林の木立の中の登拝道をだらだら下る。途中には小型トラックが放置してあった。下りきると、伊勢神宮を司る神宮司庁の境内に入る。道標はないので、地図で確かめて、職員等のマイカーが駐車してある建物を通り抜けると善男善女で溢れる参道に出た。遷宮時には参拝できなかったので、今日が初めてである。
 帰りにはお神酒をいただき、宇治橋を渡り、赤福餅を賞味した。おかげ横丁を横目に見て、近鉄五十鈴川駅までの徒歩は足に応える。約16kmの道のりを踏破した。17時10分の名古屋行き特急に乗車。
地形図


天測点について
全国で48箇所。東海地方ではここと三河本宮山で見られます。奥美濃の大洞山は登った時はあったが、現在は消失。貴重な存在です。
参考サイト
天測点一覧+
参考文献

参考ガイド
近鉄てくてくまっぷ(三重-8) 朝熊岳道・宇治岳道コース 約16km
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[ 2016年01月03日 11:06 ] 台高山脈 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

東海白樺山岳会

Author:東海白樺山岳会
 1962(昭和37)年に名古屋市交通局の有志数名が設立。その後一般社会人の親睦の登山クラブとして継承されてきた。40歳代から80歳代の男女約24名(2016年11月現在)が年間を通じて計画的に実践。
 三河、美濃、鈴鹿の日帰り登山、岩登り、沢登り、山スキー、冬山以外にも夏山縦走も楽しむ。皆で誘い合い日本百名山、日本三百名山を目指す会員もいる。個人の志向でぎふ百山、信州百名山、富山百山、一等三角点のピークハントを目標にする会員もいる。
 例会は第1水曜日(都合で火曜日になることがある)に名古屋市中区生涯教育センターで夜7時から8時30分まで。会合は山行への参加を募る重要な場なのでなるだけ出席を。欠席者にはメール、郵便、ファクスで伝達。会報も年間4回発行。総会(事業報告、役員改選、会計報告、規約改正など)は4月に実施。
 イベントは1月の新年会(町)新入会員の入会に応じて新人歓迎会(山で)、年末は忘年山行(1泊2日)、登山、岩登りの初心者の指導練習も適宜練達者のリードで実施。
 会費年間3000円。入会金2000円。別途山岳共済保険加入のための岳連会費と保険料要。現在会員募集中。問合先090-4857-9130西山まで。メールフォームからもどうぞ。

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