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東海白樺山岳会ブログ

愛知県名古屋市にある山岳会です。仲間を募って山に登る会の運営、会員の登山記録、行事等の活動を発信しています。

岳人1月号(2016年)

今月の特集は「ニッポン開山物語」とあるので購入した。
日本の文明開化のうちには、近代登山も入っている。
ヨーロッパアルプスを起源とするアルピニズムがあった。

特集では、本誌の編集長の辰野勇氏がイントロで近代以前の開山へのロマンを囃す。
その心因には「古くからの名山にも、必ずあるはずの初登頂」と自らもアルピニスト
であることを隠さない。

遠藤甲太氏の「日本登山の精神史に沿って」は支離滅裂で何を書きたいのか不明。

注目したのは、P18からP23までを割いて、黒野こうき氏が展開する「江戸時代の北アルプスに
登った「山の円空」、「山の播隆」論である。
黒野氏は登山家や山岳界の関係者ではないが、ネットワーク播隆を主宰して活動する。
山岳会から呼ばれて話をされているようである。
私も伊吹山について調査中、ネットでググルと、黒野氏の『播隆入門』(まつお出版、2014年3月)
がヒット。アマゾンで取り寄せて読んだことがある。
出版元:まつお出版


もう一つ、P40からP43の「開山のエキスパート役小角」もよく調査されて分かりやすい紹介文である。
恵那山の開山は役小角という。前宮登山道の途中に役の行者を祀った祠があったかに記憶している。

それでは名山級ばかりを開山したかというとそうでもない。
2015年9月に、これもネットをぐぐっていて『愛知の行者さま』(ブイツーソリューション発行)がヒットしたのでアマゾンで取り寄せた。
愛知の行者さま

本書は愛知県の山々を愛し、隈なく踏破して止まない山中宣男氏の労作であろう。編集はシンプルで民俗学の資料ではないと謙遜されるが余計な解釈を挟まない方がよい。愛知の山を歩いていて山上や峠、山道で見かけたら楽しいと思う。

様々に山への思いを寄せる刺激剤として、この特集は買って良かったと思う。


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[ 2015年12月30日 11:28 ] 出版案内 | TB(0) | CM(0)

黒岳遭難の谷口さん 難しい冒険やりのけ異彩 悼む登山仲間

北海道新聞から
層雲峡】上川管内上川町層雲峡の大雪山系黒岳の山頂付近で滑落し、亡くなった谷口けいさん。数々の海外の高峰を踏破し、国際的な登山家として知られた。急峻(きゅうしゅん)な斜面で雪に埋もれている谷口さんを発見したのは、無事を信じていた登山仲間たち。「なぜこんなことに」。悲報にくちびるをかんだ。

<動画ニュース>黒岳で滑落 登山家谷口けいさん死亡

 黒岳は、冬期間も7合目までロープウエーとリフトで上がることができ、通常は比較的緩やかな北東斜面を登る。だが、谷口さんらは、北側の荒々しい断崖絶壁を登るルートに挑戦。登頂直後の悲劇だった。

滑落した斜面「滝のよう。険しい場所」
 谷口さんと一緒だった4人は22日、捜索に参加。下山後は取材にほとんど応じず、4人を代表して札幌市の国際山岳ガイド佐々木大輔さんが「信じられない。このような結果となって残念だ。ご家族に大変申し訳ない」とのコメントを発表した。佐々木さんらは、雪深い沢沿いで谷口さんを見つけた。捜索に参加した登山歴20年以上の男性(37)は「(谷口さんが滑落した斜面は)滝のよう。険しい場所だ」と話した。

 谷口さんは15~17日、後志管内ニセコ町でスキー登山を楽しんだ。その際、ニセコ雪崩調査所長の新谷暁生(しんやあきお)さん(68)が営む民宿に宿泊。新谷さんは「山頂到着後、緊張が解けたのかも。登山界の財産をなくし、残念だ」と惜しんだ。

谷口さん「経験豊富でパワフルだった」
 北海道海外登山研究会代表で日本ヒマラヤ協会顧問の大内倫文さん(67)=札幌市=は3年前、講師として招いた谷口さんを自宅に泊め、酒を酌み交わした。谷口さんは「おにぎりを八つは食べる」と話していたといい、「幾多の山を登り切るには、それだけの体力が必要なんだと驚いた」。北海道山岳ガイド協会の宮下岳夫(たかお)理事長(58)も「難しい冒険を考えつき、どれもやってのけた。異彩を放っていた」と話す。

 谷口さんは昨秋、日本山岳会企画の女子学生海外登山隊に同行し、ヒマラヤの未踏峰マンセイル(6242メートル)の登頂成功に導いた。元隊員で胆振管内安平町出身の三島夏帆(かほ)さん(22)=弘前大4年=は「経験豊富ですごくパワフルだった。登山技術をまた教えてもらいたかった」と語った。
以上
朝日新聞から
登山家・谷口けいさん、死因は脳挫傷
大雪山系黒岳(上川町、標高1984メートル)を登山中に亡くなった世界的な登山家谷口けいさん(43)=山梨県北杜市=について、旭川東署は23日、死因は脳挫傷だったと明らかにした。谷口さんは山頂付近で姿が見えなくなり、約700メートル下の北側の斜面で見つかっており、同署は転落して岩などに頭を強く打ったとみている。
以上
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[ 2015年12月23日 20:04 ] 滑落 | TB(0) | CM(0)

不明の谷口さん死亡確認 北海道・黒岳山頂で滑落か

北海道新聞から
ソース:不明の谷口さん死亡確認 北海道・黒岳山頂で滑落か
層雲峡】上川管内上川町層雲峡の大雪山系黒岳(1984メートル)の山頂付近で21日、山梨県北杜(ほくと)市の登山家谷口けいさん(43)が行方不明になった事故で、道警山岳遭難救助隊とともに捜索していた登山仲間が22日午前9時35分ごろ、雪に埋もれて心肺停止状態の谷口さんを発見した。旭川東署などは道警のヘリで収容し、旭川医大に搬送したが、まもなく死亡を確認した。

【動画】黒岳で滑落 登山家谷口けいさん死亡(動画はソースにアクセスする。ソースには黒岳の滑落地点の写真も掲載)

道警地域部によると、発見場所は標高1600メートル前後の斜面。山頂から約150メートルの崖下の斜面に300~500メートルにわたり、滑落したような痕跡と血痕があった。その先に約50メートルの崖があり、谷口さんはその下で雪に埋もれていた。
以上
黒岳の地形図

今年、1月17日のJAC東海支部の新年会に招き、スピーチを拝聴したばかりだった。明るく感じのよい女性登山家だった。インターネットで遭難の報を知ったが、大怪我をしていながらもきっと生存しているだろうと思った。その願いも空しく帰宅後のニュースは死亡を報じた。山は非情であると強く思う。
 お悔やみ申し上げる。
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[ 2015年12月22日 22:17 ] 滑落 | TB(0) | CM(0)

御嶽山災害「山びこの会」捜索可能性探る 専門部会設置へ

信毎WEBから
 昨年9月に起きた御嶽山噴火災害の被災者家族らでつくる「山びこの会」が、行方不明者5人の捜索の可能性を探る専門部会を設けることが18日、分かった。部会に携わる予定の家族と山麓の山岳関係者が19日、木曽郡王滝村で意見交換し、本格的に活動をスタートする。

 昨年の噴火では翌日からの救助・捜索や、雪解け後の今夏の再捜索で犠牲者58人を発見したが、今も5人が見つかっていない。同会は、愛知県内の行方不明者家族が今年10月に入会したのを機に、民間による捜索の可能性を探っていた。

 専門部会は、弟の哲也さんが噴火の犠牲になった東京都小平市の会社経営猪岡孝一さん(53)らが中心になり、愛知県内の遺族や行方不明者家族で構成する。

 猪岡さんら遺族や愛知県内の行方不明者2人の家族は19日、協力を申し出ている地元の山岳遭難防止対策協議会会員や山小屋関係者と懇談。噴火前の山頂付近の写真の検討などを通じ、入山規制緩和後の捜索の可能性などについて意見を交わす。

 猪岡さんは「自分の家族が見つかって終わりではない。山の中で(家族の元に)帰りたいと願う行方不明者を考えると、居ても立ってもいられない」と話す。山びこの会事務局代表のシャーロック英子さん(56)=東京都目黒区=は「不安はあるが、活動を通じて、私たち遺族や行方不明者の家族が元気を取り戻せるようにしたい」としている。
以上
あれから1年と3ヶ月が経過した。世間の関心は高いままである。行方不明者の家族としては片時も忘れることはできない。厚い火山灰土に覆われたり、巨岩に圧されたりして数多の救助隊の人の目でも発見がかなわなかった。誰でもできることではないので民間での精通者の協力が欠かせない。今後は気長な捜索活動に託される。山頂までの登山規制解除が待たれる。
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[ 2015年12月19日 13:58 ] 山岳ニュース | TB(0) | CM(0)

長野県で登山届条例可決 御嶽山噴火機に

中日新聞から
長野県内の山を登る際に登山届の提出を義務づける登山安全条例が11日、県議会で可決した。昨年の御嶽山噴火災害で、届の提出が少なく行方不明者数の把握が難航したことなどを受け、義務化に踏み出した。登山での規制を最小限にする立場から、出さなかった場合の罰則はない。
 県によると、里山を除く「広範囲な山岳」で提出を求める。施行は来年7月1日で、詳細は本年度中に詰める。北アルプスと御嶽山を対象にした岐阜県条例などが制定されているが、山域を限定しないのは全国で初めて。
 郵送や県のホームページのほか、インターネットサイト「山と自然ネットワークコンパス」での提出も認める。
(共同)
以上
ついに長野県も登山届条例が可決。気楽に思いつきで入山できなくなることは確かになった。山岳遭難防止というより、捜索救助のスムーズな初動捜索を可能にするためといえる。岐阜県と違い、里山を除く「広範囲な山岳」が曲者で、つまり殆どの山岳が対象ということになる。

参考:岐阜県の場合
岐阜県北アルプス地区及び活火山地区における山岳遭難の防止に関する条例

条例の制定・改正

【目的】届出を行うことにより、登山者自身による事前準備の徹底、山岳遭難の防止、並びに登山者の安否確認及び捜索救助活動の迅速化を図る。

 北アルプス地区の山岳は標高3,000メートル級の山々が連なっており、登山ルートによっては高度な技術や山岳に関する知識が必要です。さらに、季節によっては天候が急変し、また、地形的に滑落や雪崩等の危険性が高いため、安全な登山を実現するためには、登山者による事前の準備が重要となります。
このため、実効性のある取り組みが必要であるとして、登山届の届出を義務化することとし、平成26年7月に「岐阜県北アルプス地区における山岳遭難の防止に関する条例」を制定し、平成26年12月1日から施行しています。
 また、平成26年9月27日に発生した御嶽山噴火は、多数の犠牲者を出し、戦後最大の火山災害となりました。この際、提出された登山届が迅速な安否確認及び捜索救助活動に有効であったことから、条例を改正し、平成27年4月1日から活火山である御嶽山及び焼岳の一部を届出義務化の対象エリアに追加しました。
以上
とはいえ、岐阜県も実質は全域の登山届けを要求したものに変わるだろう。

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[ 2015年12月11日 18:24 ] 山岳ニュース | TB(0) | CM(0)

師走の記録的な大雨と夏日

tenki.jpから
ソース:師走の記録的な大雨と夏日

発達した低気圧の影響で、12月としては記録的な大雨に。神奈川県には12月としては5年ぶりに大雨警報が発表。南風で気温が急上昇し、師走とは思えぬ暖かさ。夏日の所も。
大雨や強風で交通機関に影響も

低気圧が発達しながら本州の南岸を東進。
きのうからきょうにかけて、全国的に大荒れの天気となり、太平洋側を中心に雨の量が多くなりました。
関東地方は朝の通勤・通学の時間帯に活発な雨雲がかかり、神奈川県には大雨警報が発表。
12月に大雨警報が発表されるのは5年ぶりのことです。

48時間雨量は所々で200ミリを超えており、12月の1位の値を更新した地点も多数。
広い範囲で12月としては記録的な大雨となりました。
東京都心はきょう午前0時から午前11時までに64ミリの雨が降りましたが、12月の平年が51ミリですから、わずか半日程度で12月ひと月分の雨が降ってしまったことになります。

また、沿岸部を中心に風が強まり、大雨や強風により列車の運行が乱れるなど、交通機関に影響が出た地域もありました。
コートいらずの暖かさ

また、この時期としてはかなり暖かい空気が流れ込んでおり、各地で気温が上昇しています。
関東から西では午前11時までに気温が20度を超えている所が多く、三重県の小俣や紀伊長島では25度を超えています。
東京都心は、はじめ北風が吹いており、午前9時の気温は9度1分でしたが、その後、南風に変わり気温が急激に上昇。
午前11時には22度まで上がり、わずか2時間の間に13度くらい気温が上がりました。
都心で12月に気温が20度を超えるのは2010年以来、5年ぶりのことです。
日中は師走とはとても思えない暖かさで、冬物のコートがいらないくらいでしょう。
以上

原因は南岸低気圧という奴。この暖冬で山の雪も解けただろう。一旦解けて、また降る雪が上に積んでゆく。そこが弱層という雪崩れやすい雪面になる。年末の寒波で更に上乗せされる。したがって今冬の冬山は雪崩事故が予想される。かつて南アルプスの北岳で雪崩事故で死んだ知人も南岸低気圧にやられた。
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[ 2015年12月11日 13:48 ] 基本情報 | TB(0) | CM(0)

山小屋の灯火



近江俊郎は東京生まれだが、本名は大蔵敏彦といい、木曽の南木曽町出身の木地師の息子だった。
長兄の大蔵貢は映画で大成功した逸材だった。
近江の芸名も木地師の先祖が滋賀県永源寺町蛭谷にあることから名付けられたという。
横川山を歩く
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[ 2015年12月06日 11:34 ] 山の歌 | TB(0) | CM(0)

新人哀歌



昔昔の山岳会は大量に入会してくる新人をいかに鍛えるかに知恵を絞った。その過程で脱落するものも多数いた。
それもいまは語り草になった。
山岳会に入らず、登山が商業化されて、ツアー会社の企画に乗れば楽々に行ける時代になった。
かくして山岳会は遺物になっていくのでしょうか。
この歌もそんな時代を映す文化遺産のようなものです。
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[ 2015年12月05日 10:14 ] 山の歌 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

東海白樺山岳会

Author:東海白樺山岳会
 1962(昭和37)年に名古屋市交通局の有志数名が設立。その後一般社会人の親睦の登山クラブとして継承されてきた。40歳代から80歳代の男女約24名(2016年11月現在)が年間を通じて計画的に実践。
 三河、美濃、鈴鹿の日帰り登山、岩登り、沢登り、山スキー、冬山以外にも夏山縦走も楽しむ。皆で誘い合い日本百名山、日本三百名山を目指す会員もいる。個人の志向でぎふ百山、信州百名山、富山百山、一等三角点のピークハントを目標にする会員もいる。
 例会は第1水曜日(都合で火曜日になることがある)に名古屋市中区生涯教育センターで夜7時から8時30分まで。会合は山行への参加を募る重要な場なのでなるだけ出席を。欠席者にはメール、郵便、ファクスで伝達。会報も年間4回発行。総会(事業報告、役員改選、会計報告、規約改正など)は4月に実施。
 イベントは1月の新年会(町)新入会員の入会に応じて新人歓迎会(山で)、年末は忘年山行(1泊2日)、登山、岩登りの初心者の指導練習も適宜練達者のリードで実施。
 会費年間3000円。入会金2000円。別途山岳共済保険加入のための岳連会費と保険料要。現在会員募集中。問合先090-4857-9130西山まで。メールフォームからもどうぞ。

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