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東海白樺山岳会ブログ

愛知県名古屋市にある山岳会です。仲間を募って山に登る会の運営、会員の登山記録、行事等の活動を発信しています。
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冬の低山登山を安全に 中高年「低体温症」に注意

冬の低山登山を安全に 中高年「低体温症」に注意
 空気が澄んで見晴らしが良く、汗をかきにくい冬の低山を楽しむ人が増えている。岐阜市の最高峰・百々ケ峰(417・9メートル)など、積雪が少ない標高千メートル以下の低山は日帰り登山の人気スポット。初日の出を拝もうと、今から登山の計画を立てている人もいるはず。中高年が健康的に冬の低山を楽しむには、何に気を付けたらいいのだろうか。県医師会山岳JMAT隊員の加藤義弘医師(56)=可児市・ローズベルクリニック=に聞いた。

 加藤医師は、登山歴約30年。飛騨山脈奧穂高岳(標高3190メートル)の岐阜大医学部奥穂高診療所での診療経験もある。冬の低山登山で、最も気を付けることとして「低体温症」への注意を呼び掛ける。夏の熱中症と比べてあまり知られていないが、低山でも発症の恐れがあり、急に症状が悪化する特徴を持つ。

 低体温症は、気温の低下などで深部体温(体の内部の温度)が35度以下になると症状が現れる。山の気温は標高が100メートル上がるにつれて、およそ0・6度下がる。山頂付近は地上よりも気温が低いほか、天気も変わりやすい。さらに冬は日没時間が早く、晴れた日は昼夜の寒暖差が大きくなるため、低体温症になるリスクが高まる。

 「体温が低下すると震えが続いた後、筋肉が硬直して突然、歩けなくなる。日差しがあると暖かく感じて油断しやすい。防寒着を一枚余分に持参するぐらいでいい。水筒に温かい飲み物を入れていくと、水分補給と合わせて体温も維持できる」と加藤医師。特に、下山途中の日没には注意が必要といい、「冷えると体が動きにくくなるほか、薄暗く、疲労も重なって転倒などにつながりやすい。高齢になるほどバランス感覚の低下も影響する。両手は使える状態にしておくか、ストックを持って」と話す。

 12月は、午後5時前には日没を迎える。明るいうちに下山しようと、歩くペースを上げがちだが、加藤医師は「会話を楽しみながら歩けるペースが適切」とする。「急ぐと疲労で必ず動けなくなる。複数人で登る時は、体力のない人にペースを合わせること。メンバーは遠慮なく言い合える間柄がいい。それを踏まえてゆとりのある登山計画を。万が一のため、ヘッドライトもあるといい」

 高血圧などの持病がある人は、かかりつけ医に相談した上での登山を勧める。会話を楽しみながらのペースならリスクは低いが、苦しいと感じるペースで歩くと心拍数や血圧が上がり、心筋梗塞などを起こしやすくなる。同世代であっても、年を重ねるごとに個々の体力に差が出てくるため、日ごろから意識的に階段を使って上り下りするなど、体力づくりを心掛けておくことも、健康的に登山を楽しむ秘けつという。

 危険もある登山やハイキングだが「山に登るために健康を管理し、体力をつける。健康増進のきっかけとしては非常にいい活動」と加藤医師は勧める。

◆昨年の県内山岳遭難50代以上の12人死亡

 県によると、県内で昨年発生した山岳遭難件数・人数は61件・65人。内訳は死亡12人、行方不明2人、重傷13人、軽傷13人。中高年がほとんどで、40代9人、50代15人、60代15人、70代17人、80代以上4人。死亡の12人は全員が50代以上だった。原因は、滑落・転落と発病・疲労がそれぞれ16人、転倒14人。単独登山者が半数以上を占めた。


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【ゆっくり歴史解説】~八甲田雪中行軍遭難事件~”天”ではなく人災だった悲劇の行軍【明治時代】【軍事】
・・・・岐阜新聞の記事は重要ですが、1つ肝心なことが抜けている。それは低山であっても安全のためには良いリーダーを得ることです。経験豊富で的確な判断力を示せるリーダーの存在は生死を分けるほどです。
 最後に挙げた「八甲田山」の話は実際に企業でもリーダー研修に使われているそうです。組織に忠実だが雪山に無知なリーダーは多くの犠牲者を出した事例研究になっています。企業なら多くの負債を抱えて倒産というところです。あの会社、あそこも危ないなどと思い浮かびます。実際に倒産すれば多数の人員整理が行われます、が登山では死に至ることもあるわけです。
 高名な登山家であっても、有料の登山ガイドであっても何でもないところで遭難死する。過去の経歴だけでは見分けがつかない。低山での考え方を学んで山の怖さ、楽しさを知るしかない。自ずと随行できる良いリーダーかどうか分かってくるのではないか。
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[ 2019年12月18日 00:16 ] 健康・医学・生理関連 | TB(0) | CM(0)

低体温症の話

11月29日の「遭難を考える講演会」の三浦裕先生の講演を拝聴してきました。
以下は断片的メモです
・序論として生物と酸素の生成から話が始まるが専門性が高く語彙の理解は消化不足
・低体温症は低酸素症
・低酸素→窒息→体温35℃で意識障害
・震え(レバリング)が起きる
・心静止≠心停止  体温35℃は不可逆的=正常な状態に改善しない 
・体重60kgの人は水60リットルの温度を3℃アップさせるための熱量は80キロカロリー
諦めないで→心臓を温める→マッサージする→心肺蘇生
・体温32℃以下でかえって熱く感じるので裸になる。 (ブログ主注:映画「八甲田山」のにも雪中の行軍中に発狂したかのように衣類を脱いで裸になる場面がある。)
・体ががたがたふるえている間はまだ良い。(体温32℃から35℃)
・若い人は早く震えがくる
高齢者は震えがくるのが遅い→年齢とともに寒さを感じる能力は落ちる(ブログ主注:そういえば最近は70歳代の登山者が山中で低体温症で死亡する例が多い)
年を取ると筋肉の量が減って熱を生めなくなる
・(ブログ主注:雪山、夏でも稜線の吹き曝しの中で)足(下半身)が冷えている時に動くと冷たい血液が心臓に還流して低体温症に近づく
・ツエルト内で体を温める。雪山では長く休憩しない。
・富山県警の指導で「ツエルト」をザックからすぐ出せるようにしておく。
・低体温症を回避するには稜線から逃げる。→低いところへ下る。
・稜線でツエルトをかぶるより低いところへ下ることが肝要
・ツエルトがなければ風を防げる這松の中へ逃げる
・ワンデイハイクでも1000mgのビタミンCのサプリメントを持参し摂取する。
話の概要は以上です。山岳医でもあり登山家でもあるのでエビデンスはあるのです。但し専門領域のボキャブラリーが理解不能です。したがって理解可能な範囲の話を必死でメモるのに精一杯でした。
ビタミンCが不足すると筋肉が減る 不足している高齢者で筋力低下 摂取すると回復


携帯には便利な錠剤
 

日常的には粉末の本品を歯茎からの出血時に服用しています。

※新聞、週刊誌、雑誌などからも健康情報はたくさん入ってきます。この情報は研究による根拠(エビデンス)がある。
[ 2019年12月02日 09:24 ] 健康・医学・生理関連 | TB(0) | CM(0)

夏山真っ盛り、遭難や高山病を防ぐコツは 備えは万全に

夏山真っ盛り、遭難や高山病を防ぐコツは 備えは万全に
 8月11日は「山の日」です。夏山シーズンの真っ盛りですが、安全に歩き通してこその山登り。遭難事故や高山病を防ぎ、山を楽しむポイントをまとめました。

【特集】三浦雄一郎さんの南米最高峰への挑戦を振り返る
アコンカグアと装備の詳細に迫る
遭難はなぜ起きる? 最多は「道迷い」
山登りで最も大切なことは無事に下山して家に帰ることだと思います。でも、残念ながら事故は頻発しています。国内の山岳遭難の統計をまとめている警察庁は6月、2018年の発生状況を発表しました。

 1年間の遭難件数は2661件(前年比78件増)、遭難した人は3129人(同18人増)でした。いずれも統計の残る1961年以降で最多となりました。

 遭難した3129人のうち死者・行方不明者は342人(同12人減)でした。でも、2009年と比べると、件数は約6割増、遭難者は約5割増で、いずれも大幅に増えています。登山道具の機能や通信機器は発達してきたのに、痛ましい事故は減っていません。

 これらは「山が危険」ゆえに起きているのでしょうか。たしかに滑落などによる事故は相次いでいますが、状況別で最も多いのは「道迷い」の1187人で37・9%にのぼります。

 道迷いが多い傾向は近年続いています。地図を携帯する、確認しながら歩く、といった迷わないための行動・備えがあったのでしょうか。「迷う」ということは登山者のミスが絡んでいる可能性があると言えます。

 また、遭難者を世代別に分けると、60代と70代がそれぞれ約22%を占め、60歳以上は全体の半数にのぼります。登山は中高年世代に人気ですが、比例して遭難も多いことになります。

 5月下旬に富山・立山の登山の起点となる室堂(むろどう)に行くと、登山届を提出する窓口や最新の山の情報を伝える掲示板があり、遭難防止を呼びかけていました。改めて気を引き締めて山に臨みたいと思います。

高山病を防ぐには 専門家が伝授する四つのカギ
 標高の高い所に行くと、酸素は薄くなります。標高3千メートルで低山の8割弱になります。心配になるのは高山病です。北アルプスや富士山に登るときは注意が必要で、早い人では2千メートル前後で発症すると言われています。
防ぐポイントは、
①水分補給
②エネルギー補給
③ゆっくりとした行動
④意識的な呼吸の4点です。
※管理人から付言・1から4はみな体に酸素を取り込むことです。特に3と4です。速度が速いと息切れしやすくなります。
普段から登山の回数が少ない人はとくに心掛けたいこと。最近は心筋梗塞による山中での病死も増えている。
 そう助言するのは、プロスキー…
以上
管理人から付言
名古屋山岳会の創立者の跡部昌三氏の言葉
 「その五体を安全に守ってくれるのが、山の常識であり、山の技術である。知識だけではなく、ことにのぞんで反射的に行使されるまでに身についていなくてはならない。それは何も高度な技術を要求していない。要するに山での危険というものは、山にあるのではなくて登山者自身にのうちにある、ということを、はっきり知っておくことである。」
◎道迷いの原因は道があること
1 分岐のポイントで世間話をして注意喚起を怠った。往路を戻る場合でもときどき後ろを振り返って景色を見ておくこと。復路で見たことがない景色になったら迷ったわけです。世間話は転倒、転落、滑落の遠因にもなります。

2 登山道か獣道(踏み跡)かの違いは顔に当たる枝、藪、などの障害物の頻度です。獣の身長より人間の方が高いので踏み跡はしっかり見えても藪っぽくなります。

3 夜間、雨、霧の中の移動は迷いやすい。これも滑落、転落、転倒の遠因になります。

4 ちょくちょくあるのが水場でないところで登山道から沢に下ってそのまま戻れなくなった事例があります。

風邪は万病の元、道迷いは怪我の元です。
[ 2019年08月09日 17:18 ] 健康・医学・生理関連 | TB(0) | CM(0)

登山やトレッキングでの脱水・熱中症その予防と対策 

岐阜県多治見市は気温39.7度を記録した。猛暑である。体温以上の気温に全国的に熱中症が報じられているので注意が必要だ。当然山でもより注意を要する。

「かくれ脱水」の発見法 

そもそも山歩きは脱水症になりやすい。

大城委員は「山に登ると多かれ少なかれ『かくれ脱水』になります」と指摘します。カラダの水分はつねに失われていますが、とくにカラダに強い負担がかかる登山では知らない間に多くの汗をかき、呼吸が荒くなって呼気から失われる水分(不感蒸泄)が増えるからです。
さらに、途中でトイレに行かなくても済むように水分摂取を控えたり、荷物を軽くするために携行する水分を制限することが、脱水症のリスクを高くします。また、水を持っているのに、立ち止まって仲間との歩行ペースが乱れることを避けるために水分補給を怠る人も多く、こうした気づかいが一層脱水状態を進行させてしまうことがあるようです。

最近は、登山やトレッキングだけでなく、登山道を走るトレイルランニングが若い世代でブームになっています。荷物をできるだけ軽くしてペースを上げるトレーニングをしている競技志向の高いランナーはとくに脱水症に注意すること。暑い日は熱中症に進行することもあります。荷物を軽くするために携行する水分を制限しますし、トレイルランニングは通常の登山より発汗量が多いからです。
中間の文はソースにアクセスする。
高山などの極度に乾燥する環境下で、登山のような激しい運動をすると、呼吸数が増えて吐く息などから不感蒸泄として水分が大量に失われるため、脱水対策として多量の水分と塩分が必要になります。しかし経口補水液やスポーツドリンクをそのままの濃度で何リットルも補給すると、塩分が過剰になり、水分のみの補給では塩分が不足することに。「脱水時に皮膚にかけてカラダを冷やしたりするなど、山では真水がいちばん利用価値が高いので、私自身は経口補水液やスポーツドリンクのパウダー(粉末)を携行し、必要に応じてパウダーを真水に溶かして塩分などの電解質と糖質を補います」と大城委員。
以上
先週は北アルプスの稜線を歩いてきた。空気が乾燥していることに加えて、岩場の通過では緊張から喉の渇きを覚えた。小まめに水分補給を心掛けた。持って来れば良かったと思うのがポカリスエットの粉末である。指定の濃度の2倍に薄めて飲む。そのままだと飲んだ後満腹感があり、行動食が食べられなくなるからだ。ちなみに稜線の山小屋でも売っているが500mlで500円。これを薄めて飲んでも良い。


熱中症対策は失われた水分補給も大切だが、紫外線の日焼けから顔と首筋を守る帽子の着用も重要である。北アルプスの稜線でも女性は多くが対策していたが男性は普通の帽子が多かった。イメージ的には暑い気がするが下山後に首筋の日焼けを感じるから用意しておくと良い。私はタオルを首に巻いたが岩場の上り下りでは視野を塞ぐことがあり邪魔になった。これも用意しておけば良かったと思う。



[ 2016年08月09日 21:13 ] 健康・医学・生理関連 | TB(0) | CM(0)

生涯現役!”攻めの健康法”(サンデー毎日)

「サンデー毎日」11/15号から P136~P139
「歩けば歩くほど健康にいい」はウソの第三弾に三浦雄一郎さんの健康法が特集された。
読んでみるとこれまでに講演や書物で提唱された体験記の繰り返しである。
新鮮味はないがおさらいしておこう。
その要旨のみ列記しておく。
1 歩く際に負荷をかける
・足に錘を付けてあるくことで筋肉が強化される
・山歩きでは錘はつかわない。
・山登りの運動量は平地の30倍ある
2 長生きのための守りの歩きではない
・老いることより目標がないことの方が恐い
3 ストックを利用することの勧め
・ストックを用いると猫背にならない
・ストックを使うと膝の負担を軽減する
以上

方法論よりも目標を持つことの意義を説くところに三浦流の健康法の意味がある。
かつては走ることが健康法のトップだった。ところが有名なランナーが死去して、
いつしかメディアから消えた。代ってでてきたのが歩くことだった。無意味に歩くことは
長続きしない。だから目標を持ちなさいと言っている。
さりとてエベレストは高く遠い山である。三浦さんは特異な人間だろう。三浦さんは若い頃からスキーに
親しみ、足腰は抜群に強い。馬力のあるスポーツカーのようなものだろう。
三浦さんはメタボ寸前だったというが、例えばスポーツカーに余計な荷物を載せて毎日走れば
燃費が悪くなる。そこで必要の無い荷物は出して軽くしてやれば燃費は良くなるのは道理だ。
一般人はそこのところを良く考えて読まないと危険だろう。鵜呑みにしないことだ。
登山者はトレーニングしないといわれている。登山がトレーニングになっている。
低山であっても運動量はある。飽きないことが肝心であろう。
[ 2015年11月03日 22:26 ] 健康・医学・生理関連 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

東海白樺山岳会

Author:東海白樺山岳会
 1962(昭和37)年に名古屋市交通局の有志数名が設立。その後一般社会人の親睦の登山クラブとして継承されてきた。40歳代から80歳代の男女約24名(2016年11月現在)が年間を通じて計画的に実践。
 三河、美濃、鈴鹿の日帰り登山、岩登り、沢登り、山スキー、冬山以外にも夏山縦走も楽しむ。皆で誘い合い日本百名山、日本三百名山を目指す会員もいる。個人の志向でぎふ百山、信州百名山、富山百山、一等三角点のピークハントを目標にする会員もいる。
 例会は第1水曜日(都合で火曜日になることがある)に名古屋市中区生涯教育センターで夜7時から8時30分まで。会合は山行への参加を募る重要な場なのでなるだけ出席を。欠席者にはメール、郵便、ファクスで伝達。会報も年間4回発行。総会(事業報告、役員改選、会計報告、規約改正など)は4月に実施。
 イベントは1月の新年会(町)新入会員の入会に応じて新人歓迎会(山で)、年末は忘年山行(1泊2日)、登山、岩登りの初心者の指導練習も適宜練達者のリードで実施。
 会費年間3000円。入会金2000円。別途山岳共済保険加入のための岳連会費と保険料要。現在会員募集中。問合先090-4857-9130西山まで。メールフォームからもどうぞ。

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