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東海白樺山岳会ブログ

愛知県名古屋市にある山岳会です。仲間を募って山に登る会の運営、会員の登山記録、行事等の活動を発信しています。

奥美濃・笹ヶ峰

 今回は沢登りで「ぎふ百山」をねらうWリーダーの伴走を務めた。昨年は長トコ谷の大滝を越えられずに敗退。その後日時を違えてロボットまでの往復登山を果たした。大河内の林道は終点まで問題なく走れた。熊1頭、鹿2頭に遭遇した。テントはPになっている空き地に張った。先行車のハイエースの釣り師が帰っていくと我々3人だけになった。3連休というのこの静寂さは?
 9/15の朝4時起床、長トコ谷出合までは既知の谷相であるが今回は滝ヶ谷を遡行してみた。名前通り滝が多くててこずった。しかし、長トコ谷の魚止め滝(70m)ほどの難儀はせず、みな直登したり、巻いて遡行できた。3段100mの滝の2段目の草付きの高巻きがいやらしかった。ロープを張ってもらい無難に通過できた。
 標高約900mの分岐の遡行終了点からは水のない空洞になり、チョックストンが塞ぎ、周囲が垂直の壁になる谷に進退極まった。時間が過ぎてゆくばかりなので少し後退して左岸尾根へ攀じ登り、獣道を見出した。明瞭な獣道は途中から谷へ下ったがそのまま笹ヶ峰の北峰へ詰めあがった。背を越す笹薮と根曲がりの低灌木の密叢の藪漕ぎに精力を使い果たした。
 ロボットまでは行ける、あわよくば暗くなる前に大河内に着けるだろうと勝手に思っていたが現実は厳しい。少し漕いでは休み、また漕いでは休むという繰り返しだった。徒労といえば徒労である。もうすぐ70歳を前にする登山者としては限界に挑む感じである。
 平坦になり着いたところは1270mの北峰であった。霧が出ていて視界はなかった。そこでビバークになった。

 滝ヶ谷を登り詰めて笹ヶ峰の北方のピーク(ab1270m)でビバークを決断。Wリーダーがビバークに最適な砂地の平な一角を見つけた。そこで二張りのツエルトを設営。濡れたものを乾かすために焚火を試みたが着火に失敗。不快なままだったが疲労困憊の体ですぐ就寝できた。
 夜は多少は寒かった。足の冷えは資源ごみの袋を足ごと包み、ザックにすっぽり入れて寝たら快適だった。防寒としては羽毛のベストが軽くて快適だった。
 朝4時か、目覚ましが朝を知らせる。周囲は濃霧に包まれている。それでも6時ごろになると東の空から太陽が昇るのが見えた。能郷白山、イソクラなども同定できた。(Wさん)気温が上昇すると霧は晴れた。スマホも使えたので午後から天気が悪くなるとの予報は聞こえた。
 さて、6時過ぎ、霧に包まれる笹ヶ峰を目指す。何とか獣道を探しながらも笹と低灌木の藪のからむ稜線の藪漕ぎは著しく体力を消耗させる。我慢我慢の藪漕ぎをすること40分で登頂できた。
 笹ヶ峰の三角点周辺はきれいに刈り込まれているので登山者があるのだろう。ここからロボット(ab1280m)のピークまでは藪山好きの登山者がつけてくれた踏み跡に期待したが、笹と低灌木の藪漕ぎは続いた。ここでもかすかに残る獣道を探しながら越美国境稜線の縦走を続ける。この山の登頂者は残雪期が多く、稜線もスキー向きなほど広いから期待したほどの踏み跡はなかった。
 先頭を行くWリーダーが1294mの夏小屋丸の南のコブから不動山へRFを間違えた。が、Wさんが下がりすぎと、気が付いたのですぐにGPSでチエックしてもらったらやはりミスだった。『秘境奥美濃の山旅』のガイドはここから不動山往復をしている関係で踏み跡ができてしまったのだろう。
 ビバーク地から約6時間後、やっとロボットに着いた。12時10分に廃村大河内に向かって下山する。この尾根道も白谷山までは藪が絡む。しかし獣道ではなく、ロボットのために付けられた登山の道の廃道なので途切れず、下るペースは確保できる。白谷山を過ぎてから尾根は急降下する。途中で熊4頭に遭遇し、Wさんが笛を鳴らして知らせる。疲れた体をかばいながら何とか白谷の水場へ着いた。不足していた水分を思いきり補給して人心地ついた。
 橋を渡るとマイカーのあるPへはすぐだ。時に4時半。着替えて廃村大河内を後にした。帰路、林道に立ちすくむ鹿と遭遇する。登山者が去れば獣天国に還る。今庄の宿で有名な今庄そばを賞味できた。温泉には時間切れで入湯できなかった。沢から山頂を踏んで、稜線を縦走して夢のようだ、とWさん。三度目の正直か。失敗しないと性根が座らないのは私も同じだ。しかし奥美濃でこんなに山深く秘境的雰囲気を楽しめる山は貴重だ。究極の登山であった。
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[ 2019年09月16日 22:39 ] 沢登り | TB(0) | CM(0)

奥三河・栃洞を溯行


豊川水系澄川、鰻沢に続いて、設楽町の栃洞を溯行。
 一社駅前を6時半に出発、鞍ヶ池SICを出て足助からR420へ。新段戸トンネルを抜けると設楽町になる。鰻沢への道を左に見て、今日は栃洞なので豊邦橋から落合橋まで比高150m以上下る。
 8時過ぎ、落合橋で左折、生コン工場の廃墟を過ぎるとしばらくで木地師の山里である西川へ行く町道の分岐を左折する。すぐにゲートがある。ここが栃洞林道の入り口だ。
 栃洞林道をテクテク歩いて、伐採地を過ぎる。中流部にある堰堤から入渓した。三角点838.7mの北東辺りになる。比高約350mちょっと、平流に近いのでそんなに迫力はない。まあまあの変化はあった。ふたたび堰堤が現れたので一旦は林道に上がり再度入渓。しばらくすると地形図の二股から左へ。大規模な石組の崩壊地があり、谷に雪崩れて落ちている。右岸側に流れが変わり沢芯は大荒れである。荒れた谷底もすぐに落ち着いた。美しい滑が続くのです。
 そして苔むした石組はかつての森林鉄道の産業遺跡でした。美しい石垣が一部残っていました。今は木材運搬の役目は栃洞林道に引き継がれています。
 渓相は滑、地形図の岩記号は滑だった。金沢栃洞林道に架かる牛渡橋の手前から支流を遡り、標高点930m付近に上がった。林道を歩きながら行くと出来山登山口の看板があった。破線路は不明なのでその先の林道の二又を左折。ここは行き止まりになる。地形図にない林道なので伐採地を下って地形図の林道に降り立ちました。つまり破線路は今はもうない道です。
 林道から標高点942mへの破線路を探りながら歩くが、何となく切り開きはあったものの植林帯では面白くもないので林道をそのいまま辿りました。そして標高点880mを越えた破線路と林道の交差する地点から桑平に続く尾根に入ります。この切り分けはとても手入れされていて良い状態でした。三等三角点:豊邦に寄り道し下山。地形図の破線路は何とか今も生きている山道です。昔は牛や馬も歩いたんでしょう、カーブはS字形になって掘れこんでいます。牛に栃の板を運ばせたそうです。
 ところが一旦車道へ降りたものの墓地へ通ずる道でした。また破線路の旧道を下りましたがここはもう草深く廃道で、通電できる網があって道路は出れなかった。それで水路をくぐって車道へでた。しかしこの車道も私道に近い町道で左にある民家で行き止まり。老人に山の事情を伺って時間を過ごしました。森林軌道の仕事をしたことがあったそうです。昭和35年ごろのことと言います。結局、神社へは見過ごし、送電鉄塔の巡視路の道も見過ごしてしまい車道を歩くしかないと覚悟した。
 桑平から車道を歩き、途中でまた老農婦と立ち話。11月ごろの滝洞は奥入瀬みたいだ、勧めてくれました。車道を下り一旦R402へ出て落合橋を左折して車へ。約10時間。
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[ 2019年08月26日 19:53 ] 沢登り | TB(0) | CM(0)

鈴鹿・ 愛知川無事下山

鈴鹿・ 愛知川無事下山しました。
朝発で高速を乗り継ぎ朝明発8:30で愛知川へ降り立つ頃には天気も良くなってきた。10:30
ここで登攀具を装着し大瀞通過打ち合わせをして出発11:00いきなり足もつかない深い淵に身を投じた。
ここは行くたびに堆積している小石の量が変わっているのに驚かされる。今回は長く深かった。
我々が知らない間に起こる大水で川底に堆積した小石がさらわれると思うとそれはどんな大水なんだろう?

愛知川の水に戯れながらの遡行を山岳会でやるのは長年の夢で登りを含め4回目になろう。
愛知川に行くなら縦走路を歩いていてはあの美しさを知らずに過ぎてしまう。
川沿いの遡行をお勧めしたい。
長い淵は基本的に打ち合わせた「トップ―ラストで淵の下流―上流にロープをピンと張り、それを手繰りながら下流に向かう」
方法で通過した。二条の斜瀑はスラダーを楽しむように水流に身を任せた。
天狗滝は右岸のトラロープで慎重に下り14:30廊下状になった箇所を通過し下谷尻谷が陰気な廊下で出会い、最後の淵を通過すれば白滝谷が入る河原となる。15:00 ここで時間的に白滝谷沢登りは無理と判断して登攀具を外して縦走路をハト峰へ向かう。
水から上がると重くなったザックと暑さがぶり返す。
17:30ハト峰着、傾いた西陽を浴びなんとも風が心地良い。楽しかった1日が暮れようとしている。日暮らしの鳴き声を聴きながら朝明駐車場に着くと我々の車以外1台を残すだけでした。18:40
20:00までやっている三休の湯に浸かり帰名した。
無事に愛知川を楽しめた事を喜んでいる。
有難うございました。
[ 2019年08月04日 21:17 ] 沢登り | TB(0) | CM(0)

奥三河・出来山へ鰻沢を遡る

 朝6時30分一社駅前に5名が集合出発。すぐに名古屋ICに入り、鞍ヶ池SICを目指す。約30分で県道に出て足助町はすぐである。さらにR420から設楽町へ走り新段戸トンネルをくぐると豊邦大橋を渡る。この下が鰻沢と別の沢が合流して鰻ノ沢になる。下流は当貝津川で豊川になる。
 橋を渡り切ってすぐに左折するに林道になるが二又になる。両方とも先のゲートで進入はできず662m付近に駐車。先行車が1台止まっていた。
 身支度後左の林道を行くと鰻ノ沢の支流の鰻沢にかかる橋の上に立つ。橋のたもとから藪を分けて入渓する。最初に中々の美渓を思わす釜があった。しかし段差がない。岩質は不明ながらこの先ずっと磨かれたような岩の露頭が続く。
 しばらくで鰻沢林道の2号橋の下をくぐる。未確認だが入渓地点の橋が1号橋だろう。同行者の1人がまったりした良い沢だという。確かに圧倒するような滝はなく、飲み込まれそうな渕もない。迫力に欠ける。登山道と同様にどんどん遡る。時々斜瀑もあるが平凡な渓相に飽きたころ、3号橋?に到達。左の草むらを分けて林道に上がり、橋の上流に出る。
 ここで鰻沢林道は終わり、足助町から来る金沢栃洞林道になる。ふたたび入渓するとしばらくで850mの等高線の広がる二又になる。本流は水量の多い左又か。古い文献ではアンコ沢と鰻沢の分岐という。どっちか不明ながら左又よりやや水量で劣る右又に入る。
 ここで左又を探ると何とかつての森林鉄道段戸山線田峰鰻沢線の橋の残骸と石組の基礎を発見した。さすがにレールは撤去されてはいたが多分油分の多い木材の橋梁が朽ちたまま沢にまたがる。入渓地への林道は森林鉄道の廃線跡だったのだ。R420もそのままではないが少し上に廃線跡があるようだ。
 HPのトップは
森林鉄道段戸山線田峰鰻沢線
その中の 田峰鰻沢線の6を貼り付ける  
森林鉄道段戸山線 田峰鰻沢線 6

「田峰鰻沢線は昭和6年から28年にかけて施設され33年に撤去された。田峰栃洞線は昭和7年から26年に施設され、昭和34年から37年にかけて撤去された。このように施設と撤去がほとんど同時に行われているのはおそらく施設しながら近くを伐採し、終わったら次々と先へ伸ばしていき、終点近くでの伐採が終われば、少しずつ撤去しながら残りの部分を伐採していったためだろう。」とある。
 私どもの駐車地点には地形図で民家の記号があったが今は廃村になり草地で植林されている。

 さて、二又を右へ振った。
 等高線が緩いので沢も穏やかなままである。倒木や藪が覆うこともなく出来山直下の奥の二又まで来てしまった。直登すると足助町との境界尾根に達するが、山頂へは遠ざかるから沢から離れて枯れ笹の覆う山腹の踏み跡を追っていくと標高1000mの林道に着いてしまった。山林は縞枯れ状に伐採(択伐)されている。比高53mしかないので5mの幅のある伐採跡を登ると1等三角点のある山頂だった。車デポ地点は8時過ぎで登頂は13時だった。5時間ほどのまったり沢登りであった。
 下山も同じ択伐地を下り林道をたどって左折、金沢栃洞林道に合流、林道をさっさとあるくと滝洞林道を分ける。そのまま下ると鰻沢林道に出て忠実に下るのみだった。
[ 2019年07月21日 23:32 ] 沢登り | TB(0) | CM(0)

中ア・正沢川支流幸ノ川遡行

 朝4時起床。未明の中、朝食、テント撤収、パッキングを手早くやっても出発は6時になれば良い方だ。今日は事前の打ち合わせが良くて5時50分の出発になった。福島Bコースの林道を約1時間歩いて渡渉地即ち入渓地へ着く。濁りもなく、澄んでいる。水位は心配していた程ではない。渡渉の際の石は水面下にあるので増水は平水時に比して約10センチか。
 7時過ぎ出発、約5時間で突破、12時前後に避難小屋の予定を確認。
 身支度して入渓するとすぐに堰堤を越える。ここから記憶できないほどの小滝が現れる。有名な沢またぎの滝は取りつく前の釜が深く、Rが試みると胸の下までの水位があり、進むと水勢も強く足が着かないようなので巻くことにする。
 その後は順調に滝を突破するが、基本的には高巻きを強いられる。左又の滑滝で落ち合う二股まで来たが、右又の滝が突破できない。左又から巻いて、右又の上から懸垂下降で本流に戻る。最後の二又では直登も高巻きもできず、午前12時を過ぎたので前途を中止して撤退を決める。とはいえ、どこを見ても藪ばかりだ。
 地形図の避難小屋の印刷文字の避難がかかる尾根の末端に取りつく。見た目には藪で分からないが踏み跡がある。この踏み跡はすぐに樹林帯に入る。時々消えるが尾根の中心をたどれば戻ってくる。下部は胸を突く急登だったが上部ではやや緩んだ。
 谷歩きといっていた古い時代、あの滝の登攀を諦めた多数の登山者がこの尾根をたどったのであろう。多かったからこんな踏み跡になった。今は沢登りの技術に岩登りが導入されて、撤退する場合は懸垂下降を繰り返すのだろう。実はそれも提案したが、古典的ながら尾根を登ることにした。
 とはいえ、こちらは69歳の老登山者であり、昨夜の缶酎ハイ2本が祟ったのか、力がでないので遅れることしきり。しんがりを務める若いI君がザイルやハーネスを持ちますと申し出があり、情けないが温情に縋る。標高1850mから2400mまでの比高550mは忍の一字。
 遅々とした歩みながら福島AとBの連絡路の水平「登山道にたどり着いた」、との先頭の声が谺した。この声を聴きたかった。ようやく遭難の2文字から解放される思いだ。年寄の冷や水の非難轟轟は大変辛いからなあ。崩壊現場をやり過ごすと赤い屋根の7合目避難小屋が見えた。大休止。
 ここは2年前、ひざ痛克服記念登山として、単独でキビオ登山口からAコースを登り、水平道を経てBコースを下りキビオ登山口まで周回した。
 後は福島Bコースを下るのみ。渡渉地まで戻るとほっと一息。車は我々1台のみになった。久々に駒の湯で汗を流す。
 増水で天候不順の荒っぽい沢登りだったが参加者は面白かったと感想を述べてくれてほっとした。
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[ 2019年07月16日 15:51 ] 沢登り | TB(0) | CM(0)

鈴鹿・三ツ口谷無事下山

鈴鹿・三ツ口谷―鎌ヶ岳 無事下山しました。
7時金山に集合 高速を白川IC=新名神高速=菰野ICと乗り継ぐと40分ぐらいでスカイラインの駐車場である。
あまり天気も良くないと判断してか山はすいている。8:30出発
数日前に同コースを歩いているI氏のリードで順調に進む。 三ツ口谷の左岸にはほぼ平行して登山道があり困難な滝は巻いたが2本ほどロープを出して登った。鈴鹿東面の沢は荒れたイメージであるが三ツ口谷は小規模だが花崗岩の川床をのぞかせるコースだった。超ゆっくりペースですすみ12時ごろ食事を三ツ口谷終了地点で取り、長石尾根へと進んだ。12:30 鎌ヶ岳山頂 心配した天気も曇ってはいるが山は見え風も気持ちが良い。人気の鎌ヶ岳も空いていてのんびり休んだ。
武平峠へと下り始めたが20年ぶりぐらいの通過で登山道も記憶のイメージと大きく変わっていた。
とにかく傾斜が落ち着くまでの登山道は荒れて 手の施しようがない!と言うと山の恩恵の与りながら無責任かもしれないがお山がかわいそうなぐらいだった。
武平峠からはスカイライン脇の道をおしゃべりを楽しんで下って参りました。おしゃべりもまた楽し!4:40駐車場着
帰名も高速道路よろしく 別れが惜しいぐらいだ。 こんな気持ちになって帰ってくる山もそうは無い。
「のんびり山行が皆の気持ちをなごませてくれた」そんな三ツ口谷―鎌ヶ岳山行でした。
有難うございました。
報告 W

追記 I
ヘルメットはカブリタクナイ、ハーネスも置いていく、等とブツブツ文句を言って、会長のゆーことを聞かずにいたら、罰が当たってスッテンコロリン。カメラは水没。ア~ア……、天気と一緒で僕の心もドン曇りになりました。でも、面白かった。山は一人じゃなく、皆で行った方が楽しいですね。4人で行くと単独行の4倍楽しめる! 
[ 2019年06月23日 23:45 ] 沢登り | TB(0) | CM(0)

奥三河・澄川遡行

 豊川(寒狭川)の源流の最奥の村・宇連へ。
 宇連で駒ヶ原宇連林道へ左折。地形図に標高760mの澄川にかかる中山橋まで走ると通行止めのチエーンがかかっていた。目的地はここなのでP。身支度して、9時30分澄川に入渓する。空模様は小雨がパラつくが午後はよくなるとの予報を頼りに実施。
 雨が降り続いたので当然増水しているが水はきれいである。大きな岩がゴロゴロしている。岩をかむように奔流が続く。しばらくすると落差のある滝も出てきて、地形図から想像する穏やかな渓相と違い、かなり悪いと言える。
 水量が少なければ直登できそうな小滝も今日は巻くことにする。巻き道も自然に踏まれている。そうして巻くうちに意外なものを発見した。桟橋である。非常に古い朽ちた桟橋がかかっていた。かつては溪谷探勝の遊歩道でもあったのだろうか。そのうちに新しい堰堤がでてきた。これは左から越えた。
 左へ明瞭な支流が分かれる。本流を行くとしばらくで伐採地にでて突然明るくなった。ここから先へ進むとまたも意外なミニゴルジュが現れた。二股で左は支流、本流は斜瀑が二筋に分かれて落ちていた。中央の恐竜の背中のような岩稜をたどって偵察するとさらに奥に2m程度の滝が奔流となってしぶきを上げる。5人ものメンバーでは突破が困難なので支流から巻いた。
 支流を高く登り、本流にトラバースして下った。どうやら950mの標高に達したらしい。ここから橋までは平流となった。それでも飽きることはなかった。いよいよ澄川林道にかかる橋に着いたので澄川から上がった。12時だった。比高230m、2時間半の沢歩きだった。
 ここは返り水林道との分岐であり、段戸山(現在は鷹ノ巣山)登山口の古い案内板が立っていた。昔はここから登ったのである。鷹ノ巣山往復は止めて車に戻る。

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[ 2019年06月16日 21:41 ] 沢登り | TB(0) | CM(0)

西濃 神又谷―大岳無事下山

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西濃 神又谷―大岳無事に下山しました。
入渓5:15 下山後駐車地点着19:15 と、14時間と言う長い1日であった。
天気は午後になり少し降ったが行動には恵まれた天気だったと思います。
沢を詰めて大岳に登頂して、北の1060mから派生する尾根をところどころ藪漕ぎ
しながら下って参りました。長丁場の山行で判断で緊張もしましたが無事予定どうり
下山出来たのはメンバーの協力によると思う。先ずは下山報告 (W)






・・・管理人のブログから
奥美濃・神又峰を歩く
神又谷異聞
[ 2019年06月09日 21:17 ] 沢登り | TB(0) | CM(0)

黒津山無事登頂下山

5/26(日)
    黒津山へ
道の駅ふじはし=417号=親谷林道P---林道を奥に進み黒津山(1193.4m)に向かう---林道が沢に近づく710mポイントで入渓---標高差約450mを登り---黒津山(1193.4m)---下山は東の標高1000mまで上がって来ている林道を使う
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西濃・黒津山(1193.4m)沢登り無事登頂下山しました。

「沢始め」なのに13時間行動の激闘でした。
長い林道歩き、最上部で登った15mの滝の水の冷たさは怖ささえ感じました。過去2回積雪期に挑戦するも敗退、やっと今回登れた。下山時の藪との格闘で傷だらけであります。反省点も有る為充実の登山と言い切れないが今回の「黒津山」は長く記憶に残るはず。 N氏とだからこそ登れたと思う。
山を楽しむ余裕も無く、もう一度ゆっくり振り返りたいがまずは下山報告!
(W)
[ 2019年05月26日 22:54 ] 沢登り | TB(0) | CM(0)

阿木川 本谷無事下山

東濃・阿木川 本谷 遡行山行無事下山しました。

9/1の夜は道の駅「上矢作 ラ・フォーレ福寿の里」にテントを張りました。

9/2 5時起床
7時 風神神社を出発
水量が多く最初の橋の下でいきなりロープを出しての渡渉となり,どこかのタイミングで林道に這い上がる事も頭に入れながら入渓しました。清流と言うより白く泡立つ流れの中にスタンス求めて進んだ。2つ目の堰堤を巻いて河原におり8:30小休.ペースは良い感じでこんなら行けそうと水の中にもドンドン入った。ロープを出して登った滝はなく水量のため大きなものは巻いた。
9:30ロクロ沢出合
その後も 時には胸まで浸かってすすみ、足場が無いところはショルダーで抜けるなど飽きさせないが事前のイメージより荒れた感じが有り淵の奥に二条の滝を落とすスポットについてほっとした。その先で釜が有りへつれそうもないので左岸を巻いたが上から見ると釜の上は白く泡立つ激流で圧巻だった。10:45
その後も水中、へつり、岩に馬乗りとなり進んだが3人の女性陣の足運びはたいしたもんだと思いましたよ!
腹も減り、平流になったところで食事とした。11:30 よく見ると奥に3つ目の堰堤が見えていていよいよ終了となる良いポイントでの昼食でした。この先で果敢に攻める若い男性の4人組が上がってきました。我々はそれらを見物しながらふちっこをちょこちょこと行き、橋をくぐって右岸から橋の袂に上がって終了12:20 林道を下って風神神社着13:30
「かんぽの宿 恵那」で湯に浸かり 帰名しました。水量が多かったけど元気なご婦人のおかげで行けました。
お疲れ様でした。   有難う!
[ 2018年09月05日 08:53 ] 沢登り | TB(0) | CM(0)

奥越・笹ヶ峰の長トコ谷敗退

 8/12の朝4時起床、朝食をかきこむ。テントを片付けて出発すると5時30分になった。林道終点まで歩いて6時入渓。平凡な谷相であるが、周囲は落葉広葉樹に覆われている。ここも奥美濃の沢と同じ雰囲気を持った樹林の山旅の世界である。
 小さな滝を越え、直登のできない滝は左から巻いた。いくらもしないうちに滝谷と長トコ谷との出合に着く。滝谷を見送り、長トコ谷へ入る。うわっと見上げたのは魚止めの滝であった。10mくらいはあり滝壺に落ち、更に小さな滝で2段目の滝壺に落ちている。全体で70mとも言う。
 岩質は一枚岩が浸食されて後退したような滝で見事である。取り付くしまが無い気がする。
 Wは右岸の岩溝をたどって攻めた。そこもスラブの小さな溝になっているらしく高巻を試みるうちに滑落したという。幸い木の枝にスリングでビレイをとってあったので滝壺に落ちずには済んだという。
 いつもより時間がかかり過ぎており、岩場を様子見に攀じ登る。Wに近づけないこともないが、もし下降する場合は厄介だ。待つこと1時間も経過しただろうか。突然後退を告げて、ザイルが投げられた。それに確保して微妙なバランスの岩場を下りた。その後Wも下って来た。途中で岩のスリットにハーケンを1枚打ち、更に下降する。Wはハーケンを抜いて尻を滑らせて下って来た。高巻は困難な状況と知った。
 Wは高巻に大いにてこずって、続行のモチベーションを無くしてしまったようだ。結果、敗退を決めた。
 しかし、このまま沢を下るよりは、次につなげるようにと、出合からロボットの尾根の722mを目指して北尾根を登った。少し人が歩いた跡はあり、ゴミもあった。激藪でもない。左へ滝上に下る踏み跡も捜しながらヤブ尾根を登った。上から眺める長トコ谷は緑のトンネルに覆われて、流れは見えない。
 懸垂下降2回で降りれそうな気がする。但し大高巻になるが・・・。途中からシャクナゲがからまるようになり全力で登った。そこを過ぎるとしっかりした踏み跡が現れた。またコンクリートの小さな標石もあるし、なた目もある。標高700m付近の平らなところでロボットのコースに着いた。約1時間30分を費やした。
 そこで1時間ほど、涼しい風を楽しむように休んだ。その後、右ブナ等の落葉広葉樹の二次林、左は杉の植林の細道を下った。昨日の偵察の登山口に出た。

[ 2018年08月13日 23:24 ] 沢登り | TB(0) | CM(0)

納涼!竹屋谷の沢登り

8/5(日) 金山駅前 集合:朝6時30分~現地P9時~   
帰名は現地17時か18時に帰名、金山へは20時から21時。
L西山、S田、T、K
9時 タケヤ谷を遡行開始~中間地点または13時から14時ころに沢から別の沢に移って下降する。
日帰りの装備と食料、沢装備1式(ハーネス、ザイル30m1本、ツエルト、ヘルメット、エイト環等)
**************************************************
 予定通り6時30分に金山駅前を出発、今回は安八スマートインターチエンジを経由。大垣大橋を渡るとすぐに揖斐川堤防の県道を経て粕川へ。現地には8時30分くらいに到着。こんなに早かったのは安八効果です。
 沢の方は水量は充分、最初はやぶっぽい灌木の中を流れを溯った。核心部の栃の原生林の中の滑滝に圧倒されながら遡行を楽しんだ。滑滝では本当に涼しい。北海道のツアー登山から帰ったばかりのKさんは北海道より涼しいと感激。次々と現れる滝を登ったり巻いたりした。
 出発は9時前で,ブンゲンの登頂を狙うには遅いので最初から、隣の小沢に乗り換えて、地形図で1095mのコルを目指す計画だった。小沢へ乗り越す尾根を意識しながら溯った。地形図では尾根が最もくびれた箇所になる。
 二股を過ぎて観音滝を越えると左に竹屋谷と並行する尾根が沢に最も近づくところがあり、そこを乗り越すと1095のコルへの小沢になる。規模は小さいながら滑の連続する美しい谷であり、小滝が連続する。最期の方で大きく巻いた後、谷に戻らず尾根をそのまま辿った。尾根は風が無く暑いので余計なアルバイトを強いられたが、1095mに登れてしまった。
 そこからは以前にたどった踏み跡を頼りに尾根を下った。RFの失敗で双門の滝の少し上流へ下った。左岸の藪をこぎながら瀧の遊歩道入口までは大岩谷を下る。クルマへはすぐに戻れた。帰りは薬草風呂に入って帰名。西山

栃の大木の森の中を流れる滑滝を溯る↓
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[ 2018年08月06日 01:46 ] 沢登り | TB(0) | CM(0)

無事下山美濃・大白木山

美濃・大白木山 無事下山しました

奥美濃の自然を感じる苔むした心癒される沢でした。

ゆっくりと登り大白木山を堪能した山行でした。

山頂からの山並みは懐かしい山行を思い浮かべるものでした。

下山後。黒津→能郷と車を走らせ能郷ではアユ料理もいただいて帰りました。

「能郷白山開山 1300年」で大白木山の登山道も整備されていました。

ありがたく登らせて頂きました。
<大白木山の山頂から見た屛風山こと根尾富士の秀麗な山容>撮影:W
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関連
管理人のブログ「小屋番の山日記」大白木山の沢を溯る
能郷白山 開山1300年祝う 本巣市で式典
本巣七名山巡り

[ 2018年06月18日 09:56 ] 沢登り | TB(0) | CM(0)

鈴鹿・ 黒谷 無事下山

6/3 鈴鹿・ 黒谷 無事下山 しました。
計画書通に前夜発で三重県民ノ森に泊りました。
6/2の夜は素晴しい月夜でランタンが気をきかせて切れてくれたのだろうか?
月明りだけでテントで話をして床に着いた。

6/3の朝起床4:20 武平峠駐車場へと移動して出発。
6:15郡界尾根を乗越し沢谷を下降、コクイ谷を下り黒谷出合7:50

晴れの日の沢登りは水の耀きが疲れを感じさせない。
核心部らしい斜め滝を左岸から巻く
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二番目の核心部は右岸から巻く
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そのまま巻き終えて谷に下れそうだったが、沢始めでロープも3か所出し、懸垂下降も試みた。40Mのロープ2本で落ち口の上に下る。
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黒谷の名前の通り黒い岩の滝を攀じる
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源流部の二股で見た岩に赤ペンキで書かれた道標。
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長者池にたどり着き11:10、遊歩道で近くの東屋で昼食としました。
ベニドウダンの赤い色が鮮やかです。
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ゆっくり流れる時間も、爽やかな風も、空の青さも、k氏のコーヒーも
すべて心に浸みる感じがした。
濡れたザイルや衣類も乾いたころゆっくり下山して武平峠へと戻った。13時頃
希望荘の自助の湯に浸かり帰名した。
早く帰宅出来たのでテントを張って乾かした。
楽しい1日でありました。   有難うございました。W

・・・・山麓から山上まで小鳥が多かった。S田さんは小鳥通で、日本三鳴鳥(コマドリオオルリ)の鳴き声を教えてくれた。誰でも知っているウグイスも仲間だ、カッコウ、夜はホトトギスも鳴いた。山上では特にウグイスがすぐ近くでケキョケキョと警戒の声音を発した。7/10までロープウェイが休業中で折角羽を伸ばしてくつろいでいたウグイスの邪魔をしてしまったようだ。長者池にはアメンボが走り、イモリの生息を見た。黒谷源流から詰め上がる際は獣臭が漂った。観光客の居ない御在所山上は生物の息吹を感じた。N
[ 2018年06月09日 07:14 ] 沢登り | TB(0) | CM(0)

木曽水系岩倉川 本流無事下山

木曽水系岩倉川 本流無事下山しました。
1回目、2回目と雨で増水したこの沢に恐れをなして引き返したが、通い続けた甲斐あってやっと登れました。
通ってみるもんだなぁ~!  素晴らしい天気に恵まれて「過去の敗退も無駄にはなっていない!」そんな1日でした。

花崗岩の綺麗な沢でキラキラ流れる水、エメラルドグリーンの淵に酔いしれながら要所でロープを出し、
シャワークライムや小さな泳ぎを楽しんで参りました。
沢を終え毎回入る柿其温泉に足を運びましたが湯船から眺めた秋の空は青く高かったです。
     沢登りは楽し!

以上
管理人も膝痛をかかえながら2年ぶりの沢登りに参加しました。何とか無事に遡行を終えました。大腿筋の鍛錬でここまで復活できました。65歳くらいから急速な筋力の衰えがあった訳ですが、膝痛を体重増が原因と考えて無理な減食と減量をした結果、5月半ばに発病し、4日ほどですが緊急入院のはめに陥りました。その後、反省して、3日に1回のポタリングで往復15kmから30kmを走って大腿筋の鍛錬に努めた結果、見事な成果を見ることができた。
登山で流す汗は気持ちの良いものです。
[ 2017年09月04日 10:05 ] 沢登り | TB(0) | CM(0)

鈴鹿・元越谷 無事下山

元越谷 無事下山しました。
不摂生で体のケアが出来ていないのを考えさせながら下って参りましたが
素晴らしい天気に恵まれて爽やかな空気に触れたこと大満足しています。

前夜発でビヴァーク体験も兼ねて出かけましたが出発が遅くなりました。元越谷のゲートには
沢山の山屋さんが前夜の宴会でこの場所を選ばれたみたいでその車の多さに焦りました。
ツエルトを張りゴソゴソやって眠りに付いたのは12時を回っていました。

翌朝5時起床。 結構冷えました。練習と朝から焚火してました。
S氏は新聞紙で幼い頃の経験から一発でちゃんとした焚火を仕上げました。
おかげで暖かい飲み物ありつけました。
ツエルト泊・焚火と全て絶好の条件ではありましたが久しぶりにやって楽しかったです。
あんなにあった車は何処へ、我々以外1台となっていました。
7時発、7:20入渓、水は冷たく感じました。
元越谷はほぼ毎年沢始めで入渓するので、どこを歩くなど「勝手が分かり過ぎているのもダメかな~」と
この時は思いました。大釜は右からへつり、チョット緊張して、「ウンウン!この岩の感触が沢やな~」。
大滝の手前は右から倒木が有り大滝の景観変わって見えました。
この先、いつもは元越谷の美しさに酔う所でありますが、今回は倒木が多くそれをやり過ごすたびに「あちゃ~!」。
我々はこれら倒木は今年の雪の仕業として進んで行きました。  つづく・・


[ 2017年06月05日 14:13 ] 沢登り | TB(0) | CM(0)

奥三河の沢・清水谷右俣(実は左俣右)の遡行

北アルプスの大キレット縦走は台風接近のため中止。代案として涼しい沢登りに出かける。
朝6時10分金山駅前を出発、高辻ICから鳳来峡ICまで一気に走れて登山口の宇連ダムへは7時30分と早い。鳳来湖は干上がっていました。設楽町と新城市の境の岩脈も見えました。
8時半出発。三輪川の支流・清水谷右俣(実は左俣右)は平坦なところは滑床が続き素晴らしかった。中流部では滑滝、ポットホールの非常に深いゴルジュ、など変化の多い沢でした。標高450m付近から沢が立ってくる。11時半、30mの大滝付近で遡行を打ち切り、左岸の山腹を登ると古い登山道を発見。左すれば稜線の登山道につながるものですが、降雨もあり、右へ下りました。ほとんど残っていたので相当早く下山できました。
帰路は梅の湯を浴びて帰りました。入湯後は大雨になりました。新城まで来ると良いお天気という変な1日でした。
追記
同行のメンバーが地形図に落としたスマホの軌跡を送ってきたので見たらなんと清水谷左俣右に入っていた。廃小屋や大岩など過去の記憶通りに進んでいると思っていたが入渓地点が少し早かった。汗!
掲示板「行ってきました」
奥三河・宇連山の沢歩き
・・・・・・・2006年8月の清水谷右俣の遡行記であるが、当時でも「これが右俣か」と疑心暗鬼ながら分岐点でRFしている。左俣が本流で水量が多く、右俣からの土砂を押し返して分岐がはっきりしなかったものと思う。今回は迷うこともなく分岐を通過してしまったようです。ここでコンパスを見るなどして方向をチエックするべきでした。
小屋番の山日記
宇連山の沢・古峠・廃村
宇連山覚書
奥三河・宇連山を歩く・・・ガンゾモチフデ山考
奥三河・清水谷遡行
参考文献
南アルプスが主であるが豊川山岳会の北遠・奥三河周辺の沢登りの記録がある。

[ 2016年08月27日 23:04 ] 沢登り | TB(0) | CM(0)

奥美濃の沢・大岩谷

 伊吹山地とは伊吹山の北の金糞岳辺りまでをカバーする1300m級の山なみをいうらしい。その間に地形図に山名がある山はない。それでも国見山、虎子山、ブンゲンと知る人ぞ知る山が連なる。よく整備された登山道のある山は伊吹山と金糞岳に限られる。一般の登山者から忘れられた言わば秘境的な山域である。
 中でもブンゲンは1269mの標高があるが好事家くらいしか登られない。しかし、沢に限れば岐阜県側でも滋賀県側でも花崗岩質のきれいな沢が突き上げる。岐阜県春日村は西谷という。いくつもの沢が江美国境に突き上げる。中でも竹屋谷は滑や樋状の滝が美しい。今回登った大岩谷も両門の滝があって美しい渓相を競う。大岩谷には近年遊歩道まで整備されていて驚いた。以前、沢納めで遡行し、ブンゲンに登頂、また下降した。うっとりするような黄葉の谷に突然雪が舞ってきて驚いた。当時は伐採中で下山すると焚火をしていたのでしばらく当たらせてもらった。林道も未舗装だった。
午前6時、一社駅前を出発。約100km、2時間弱で大平林道の大岩谷の入り口に着いた。完全舗装だから隔世の感がある。その上に山主は遊歩道を整備して観光地化するようだ。駐車場も2か所整備してありかなり本気である。身支度後、熊避けのドラム缶を鳴らして入渓。一の滝から遡る。久々の水に体が喜ぶ。周囲は落葉広葉樹の森の中を清冽な谷水がほとばしる。滝ごとに巻き道もあるがなるだけ谷芯を行く。体のキレが悪いのは体重が減っていないためだ。二の滝、と続々遡り、八の滝で観光滝道は終わる。谷沿いの路を戻らなくてもいいように帰路も設けてある。
 さて、本格的な遡行領域に入った。滝は連続するが傾斜が立ってきた。スケールも若干大きい。直登を試みるが巻道も行く。次々突破する。大きな5m以上の滝を巻くとついに両門の滝に着いた。あの黄葉の時の感動には及ばないが、万緑の中のやや多い水量が迫力ある渓谷美を魅せる。これは右から滝上に巻く。
 巻いた後は平凡な渓相が続き、二股を分ける。水量は同じだが右がやや多く本流と見て直進する。再び二岐になる。左がブンゲンに突き上げる本流、水量の少ない右は1095mの独立標高点に突き上げる谷。明瞭な二岐である。11時になり、ここまで3時間経過したこと、ヤブが覆うようになったことを鑑みて遡行を終了。1095mの尾根に上がることとした。岩っぽい谷だが中途ですぐに踏み跡に遭う。桧林の中を忠実に辿り尾根の背に到達すると踏み跡が下ってゆく。しばらくは植林内を順調に下った。植林が尽きて再び二次林に突入した。なるだけ尾根を追いながら且つ浅い谷に下ってみた。困難さはなく、本流に合流した。八の滝へはすぐだった。親子3人づれが滝の探勝に来ていて驚く。こんなところでも軽装で来るのだ。
 私たちはフィックスロープの垂れ下がる谷を下降していった。6から7滝付近で観光用探勝路を下った。そのまま歩くと駐車場に戻った。帰路は薬草風呂で一風呂浴びた。猛暑の名古屋へ帰った。もう少し沢の涼しさに浸っていたかったな、と贅沢な思いが募った。

 
[ 2016年08月13日 18:51 ] 沢登り | TB(0) | CM(0)

鈴鹿・愛知川 下降 報告

コース  朝明駐車場---中峠---愛知川(大瀞)---ヒロ沢出合---天狗滝---白滝谷---ハト峰--朝明駐車場

昨年、愛知川に入った際にY氏から提案されていた計画で同じルートで逆の愛知川下降をやってみた。
7/31.集合場所の朝明へと車を走らせたがこの時期にしては珍しくくっきりと朝の澄んだ空気に鈴鹿が素晴らしく、車を止めて見たほどであった。
早く着いて二人で笑談しながら朝食をいただいた。駐車場にはドンドン車がはいってきた。7:40身支度をして愛知川めざしていざ出発!中峠への登りで汗だくになったが風が心地良く四日市まで俯瞰できる。8:45小休後下り、愛知川の鉄橋の直ぐ上を根っこに摑まりながら急下降するとエメラルドグリーンの淵が待っていた。9:45ハーネスを付けて遡行を始めると大淵である。下降なので楽といえども昨年より水量が多く、泡立つ水面に飛び込むのに躊躇する。底に溜まっていた小石がさらわれて足の届かない距離が昨年よりも長くなっている。山は常に変化しているんだ~。なめたらイカン!なめたら事故るゾッ、と色々な事が頭を過ぎり一時無口になってしまったが、ピーカンの空と現れる美しく輝く淵に入って行くと、なんて素晴らしいんだろう!と自然と顔もほころんでいた。11:15ヒロ沢出合、適当にパッキングしてきた握り飯と大福が浸水により豪い事になっていた。いよいよ変化に富んだ核心部へと向かうと大きな釜のトヨ状の滝となる、毎年沢山の人が遊んでる所だがここも、天狗滝もあんまりはしゃいじゃ危険だと思う。メットは付けようよ!山の中なんだから水着はないぜ!(今日はいなかったけど)天狗滝は飛び込まず、「還暦ルート」と言って右岸のトラロープに沿って降りた。ぷかぷか流れにまかせて通過した淵を過ぎると白滝谷出合で、時間的にも人が集まってて30人ぐらいいたと思う。のんびり休憩13:30Y氏に「白滝谷登る?」と尋ねると、「行きましょう!」と即答だった。
このままでは締まりに欠ける気がしていたのでありがたく思った。
白滝谷はロープ無しで登れる滝があって楽しい谷だ。
滝が終わり、縦走路が横切るとナメになりヒタヒタ楽しいところで、小魚を見ながら休憩して縦走路に上がり、汗を流しての登ったハト峰は風の気持ちいい静かな地で、最後にご褒美をいただいた様な気分になった。3:50のんびりと下り、車も減った朝明駐車場で解散、帰名しました。
素晴らしい日に愛知川を満喫させてもらいました。
夏の定番でもいいかもしれないって?  確かにそうかもね! 
いい山行を有難うございました。
[ 2016年08月01日 14:54 ] 沢登り | TB(0) | CM(0)

鈴鹿・黒谷 沢登り無事下山

やっと行けました! 鈴鹿・黒谷 沢登り
                 

Yさんと約束してもう何年が過ぎたんだろう?黒谷にやっと行けました。

天気は午後から雨という予報の中、出かけて参りました。
予定どうり鈴鹿スカイライン入口の駐車場で6時に合流して武平峠駐車場と向かいました。天気が下り坂のためか登山者は少なく駐車場は我々の車だけだった。
6:30出発 歩き出すと時期にパラパラときた。郡界尾根・沢谷へと下って「ここから沢谷」の札のあった下の8mぐらいの滝の右岸の水流のない窪地を下っていくとコクイ谷に出た。右手から入る谷が魚止谷であった。そのままコクイ谷を下ると黒谷が右手から入るが出合には赤ペンキで「クロタニ」書かれている。
のんびりと腹ごしらえをしてハーネスを付けて沢登り開始。
出合から滝らしいものは4つあった。最初の滝は2段で上の落ち口が狭い滝だった。下の1段を登って2段目を見たがしっかり濡れそうなので左のトラロープに導かれ巻くことにした。木の根っこにつかまってグイグイ登り、巻き終えたところで懸垂下降のセットをしたがトロトロやっている自分がもどかしくシャキッとしなくちゃと我に帰る、久々の新鮮さがあった。
左から小・中・大の水量で落ちる斜瀑はYさんが中の水流に足を突っ込みながらフリーで先に進んだ。
3っ目は上部が被っている滝で滝芯の右と右のガリーを探ってみたがあかんわ!と戻り、キョロキョロしていたら、ここにも右岸にトラロープがあり高巻いて懸垂で沢に降り立った。30m1本ではギリギリであったが日帰りの鈴鹿で2本は考えちゃうな~。雨が強くなった。降り立つと谷はV状で奥に滝が落ちていてギョッとしたが、こいつは登れるとわかるとザイルを出して取付いた。ホールドはたくさんあるが引っこ抜けそうだったので選んでる内に濡れて冷たいし少し緊張した。この先次第に傾斜が落ち、ガスの源流部は幻想的な世界であった。
山頂は諦め水量のある所を右へと詰めて行くと長者池のある神社に出た。どうりでいつまでも水流があったはずだ。遊歩道に出て武平峠へ向かう登山道で食事を取ったが腹ペコだったし寒かった。14時ごろ武平峠駐車場着、ここでも思いっきり雨にたたかれ、冷えた体に希望荘の湯は浸みた~
ゆっくり入浴した、雨の冷えた空気が気持ち良く、深く吸い込んで車に乗り込んだ。  良い山行だった。  約束どうりに行けてよかった。
  有難うございました。    平成28年6月20日
                            W
[ 2016年06月21日 00:36 ] 沢登り | TB(0) | CM(0)
プロフィール

東海白樺山岳会

Author:東海白樺山岳会
 1962(昭和37)年に名古屋市交通局の有志数名が設立。その後一般社会人の親睦の登山クラブとして継承されてきた。40歳代から80歳代の男女約24名(2016年11月現在)が年間を通じて計画的に実践。
 三河、美濃、鈴鹿の日帰り登山、岩登り、沢登り、山スキー、冬山以外にも夏山縦走も楽しむ。皆で誘い合い日本百名山、日本三百名山を目指す会員もいる。個人の志向でぎふ百山、信州百名山、富山百山、一等三角点のピークハントを目標にする会員もいる。
 例会は第1水曜日(都合で火曜日になることがある)に名古屋市中区生涯教育センターで夜7時から8時30分まで。会合は山行への参加を募る重要な場なのでなるだけ出席を。欠席者にはメール、郵便、ファクスで伝達。会報も年間4回発行。総会(事業報告、役員改選、会計報告、規約改正など)は4月に実施。
 イベントは1月の新年会(町)新入会員の入会に応じて新人歓迎会(山で)、年末は忘年山行(1泊2日)、登山、岩登りの初心者の指導練習も適宜練達者のリードで実施。
 会費年間3000円。入会金2000円。別途山岳共済保険加入のための岳連会費と保険料要。現在会員募集中。問合先090-4857-9130西山まで。メールフォームからもどうぞ。

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